何らかの事情で引越しをしなくてはならような時、
まずは引越し業者に見積もりを依頼して、そこから契約、引越し当日にむけて準備、
このような流れになると思いますが、
急きょ、引越しの予定が無くなったり、変更になったりして、
引越し業者へのキャンセルを行う必要が出てくる事もあるかと思います。
基本的には引越しはそうそう行う事でもないので、
キャンセルになることも少ないとも言えるのですが、
だからこそこんな時はどうすれば良いのかを知る人は少ないと思います。
いざそのような状況になってから慌てふためく事にならないように、
ここではそんな「引越しのキャンセル」についてお話しします。
引越し業者のキャンセル
キャンセルをしなくてはならないような状況になれば、
まずは一番に引越し業者にその旨を伝える必要があります。
基本的に引越しは平均1ヶ月以上前には予約を入れている事が多いので、
このキャンセルの連絡にしても引越し直前と言う事は少ないと思いますが、
それでもキャンセルの連絡は分かった時点でしておく事がベストです。
と言うのも、
キャンセルのタイミングによっては様々な費用が発生してしまう可能性があるからです。
気になるのはやはり「キャンセル料」
引越しのキャンセルにおいて気になるのはやはり「キャンセル料」です。
多額のキャンセル料が掛かったらどうしよう、
と不安になるかもしれませんが、基本的に引越しの3日前までの連絡においてはキャンセル料は掛かりません。
これは運送引越約款で定められていることですので、どの業者においても同じです。
例えば1週間前に連絡したのに、
それは違法になりますので払う必要はありません。
ですが引越し前日、当日などのキャンセルについては引越し代金の50%、100%、
といったキャンセル料が掛かりますので、
このような土壇場でのキャンセルは内容に気を付けなければなりません。
付帯サービスなど使用した分の支払い
事前に連絡する事でキャンセル料については支払う必要は無い事が多いですが、
それまでにすでに実施されたサービスなどについては実費払う必要があるケースがほとんどです。
例えば、荷造りなどに使用する段ボール。
これは引越しを契約すると引越し業者からの無料プレゼントとして貰えるケースが多いのですが、
あくまでも契約した事で受けられるサービスでもありますので、
キャンセルをする場合には返却する必要が出てきます。
しかしすでにいくつかの段ボールを使用したりしていると、
その分の費用を実費払う必要が出てきます。
これには、付帯サービスと呼ばれるオプションのサービスも含まれ、
例えばエアコンなどの電気工事においてもそうで、実施された分に関しては支払う必要があります。
このように引越しのキャンセルについても、きちんと決まりや順序がありますので、
急なキャンセルが必要になっても慌てる必要はありません。
このような知識を事前に知っておくかどうかは大きな差を生む事がありますので、
頭の片隅にでも置いておくとどこかで役に立つ時があるかもしれませんね。