引っ越しには時間もお金もかなりかかります。
精神的にも体力的にもかなりの労力を要する上、時期によっては引っ越しの質、価格などが大きく変わってくる為、ベストな時期を選びたいのは当然でしょう。
ですが、中々この”ベストな時期”と言うものは依頼者側では判断がつきにくいものです。
今回は引っ越しのおすすめ時期はいつ?繁忙期と閑散期どっちがイイ?などの情報を調べていきます。
引っ越しは時期によって変わる!?
引っ越しはとにかく労力を要するものです。
大きい引っ越しであれば引っ越し業者に依頼するのは当然ですが、「全部お任せ便」など業者に丸投げの引っ越しであっても精神的、肉体的疲労がつきまといます。
慣れた環境から全く違う環境へと移住するのは極めてストレスがかかると言えます。
せめて引っ越し業者はスムーズに且つ安価に出来ることが望まれるところです。
とは言え、中々引っ越しに適した時期、引っ越し業者に依頼するベストなタイミングと言うものは判りません。
ではどの時期が引っ越しに適しているのでしょうか。
それを知るには引っ越し業者の特質を知る必要があります。
そこで次章からは引っ越し業者の繁忙期や閑散期について説明していきます。
引っ越し業者の繁忙期
引っ越し業者の繁忙期は3月、4月が最も多忙を極めます。
それ以外では7月、12月が忙しい時期と言えます。
3月、4月は新入社、新入学、または卒業など多くの人が大きく動く時期です。
7月、12月は子供の転校など学期終わりでの引っ越しをしようと考える人が多い時期と言えます。
引っ越し業者の閑散期
逆に引っ越し業者の閑散期はいつでしょうか。
一番引っ越しが少ない月は1月です。
何と言っても年始の月であり、1月の初旬はほぼ引っ越しする人はいないと言えます。
次に閑散期と言えるのは2月、8月となります。
この時期は、2月は人々に動きがないと言え、8月は夏休みなどがある関係上、下旬になるまではあまり引っ越しがありません。
繁忙期の引っ越しは得?損?
では繁忙期にする引っ越しは得なのでしょうか、損なのでしょうか。
最も繁忙期と言える3月下旬から4月上旬は引っ越し業者は信じられない程の件数の引っ越しを請けています。
引っ越しの場合、1件あたり2~5人のスタッフが必要になる為、10件の受注でもスタッフの人数は3~40人にもなります。
つまり、この繁忙期では人手不足で引っ越しそのもののクオリティが落ちるのです。
また、引っ越し業者は「薄利多売」で商売はしていませんので、繁忙期には価格がより高くなります。
人手不足ではアルバイト、派遣など「本日デビュー」と言う人材が多くいることになります。
引っ越しは技術職ではありませんが、やはり経験とノウハウが必要なものです。
アルバイトや派遣では極端に言うと段ボール荷物のバケツリレーさえ成り立たないケースも少なくありません。
しかも、本来の必要人数も少なくなっており、普段は4人で行うはずの引っ越しでも3人で行うケースもあり「ちゃんとした引っ越し」と言う面においてはほぼ期待出来ないと考えておいた方が無難でしょう。
それでも交渉次第では安くなる場合があります。
その為には日時の指定は出来ないと考えておきましょう。(*但し積み込みに関してはある程度指定出来ます)。
この引っ越しのカラクリは「荷物の乗り合い」+「往復荷物有」と言うものです。
荷物の乗り合いは正に言葉通り、他の引っ越し荷物がある時に一緒に運ぶものです。
往復荷物有と言うのは、自分の荷物を運んだトラックが引っ越し先の現地で積載量分の荷物を積んで帰ると言う事です。
この2つはそう言う条件のトラックがある時にしか出来ませんので日時の指定が出来ないのです。
とは言え、繁忙期はひっきりなしに引っ越しがあるので、条件に合うトラックも多いと言えるのです。
質が悪いなら、せめて安価に済ませたい人にはうってつけかも知れません。
特に単身者の引っ越しはこのシステムを利用するとイイでしょう。
閑散期の引っ越しは得?損?
では、閑散期の引っ越しは得なのでしょうか、それとも損なのでしょうか。
閑散期の特徴として挙げられるのは当たり外れがあると言う事です。
と言うのも、1日あたりの引っ越しが少ないこの時期、人員の確保をギリギリで行いますので人材の当たり外れが出てしまうのです。
ですが、これを避ける方法として「充分日にちの余裕をもって予約する」と言うのが効果的です。
予約が早ければ引っ越し業者側も人員の確保がシッカリ出来ますので質も向上します。
また、自分が早く予約しても他に急な予約が入った場合、同じく人員確保で外れを引いてしまう可能性がありますので、土曜日や日曜日、祝日は出来れば避けた方が無難です。
引っ越しおススメ時期は?
では、本当におススメの時期はいつと言えるでしょうか。
最もおススメの時期は8月と言えます。
この時期は閑散期と言えますが、夏休みと言う事もあり人員確保がしっかり出来ます。
天気の面では暑過ぎると言う事もありますが、それさえ我慢すれば交渉次第で値引きも期待出来、質の良い引っ越しが可能です。
まとめ
今回は引っ越しのおすすめ時期はいつ?繁忙期と閑散期どっちがイイ?などの情報を調べました。
引っ越しではなるべく安く質の良い引っ越しが望まれますが、それにはタイミングと交渉が重要になります。
繁忙期、閑散期と単純に分化してどちらが得とは中々言えません。
ですが、何故繁忙期なのか、何故閑散期なのかと言う理由によって良い引っ越しを望めるタイミングがあるので参考にしていつするのかを見極めましょう。