地方都市の住宅地から、都会のとある住宅地の方へと引っ越したことがありました。
新しく住むことになった街は、アパートやマンションが多い区域です。
自宅からアパートへ運んだものは、必要最小限に留めることにしました。
道具は現地の家電量販店やディスカウントストアで調達しようと考えていたからです。
当時は引っ越し家財道具は、父親の車でに運んでもらいました。
通常の引っ越しでは、業者を使うと単身パックで2万円程度は支払うことになります。
引っ越し業者は使わなかったので、引越し料金はゼロとなって助かりました。
そのアパートは、どこでもよく見かけるレオパレスのような感じの、わりときれいな外観をしていました。
階段を上がった先の2階に、その時に契約した部屋がありました。
部屋は六畳一間の洋室で、ユニットバスとキッチンがついていて、家賃も手頃だったので、視察に来た時にここにしようと決めたのでした。
ただ、洋室で綺麗な感じにみえたのですが、よく見るとフローリングの床が沈んでいるのが気になりました。
そして窓の真正面に、3階建ての家があって、ちょっと嫌な感じがしていましたが、もう引っ越しを決めたので仕方ないと考えました。
当初は新生活に希望を抱いていたのですが、2~3日経過してから問題が幾つか起こってきました。
隣人に挨拶に行くと、まったく挨拶をしないタイプの人でした。両側ともそんな感じなので、こちらもしないことにしました。
両親は近所の挨拶はしておけと言っていたので、挨拶したのに無駄足に終わりました。
そしてアパートの近隣には、やたらとうるさい中学生がいることが判明しました。
そうした情報については、管理会社はあらかじめ教えてくれなかったのでした。
実家に住んでいた時も近隣がギャーギャーうるさかったのに、引越し先でもギャーギャーされて、そんな時はストレスが溜まってしまいました。
今思うと、あのアパートの部屋へは引っ越さなければよかったと後悔しています。
むしろもっと、引越し先を入念に考慮すればよかったのですが、当時は馬鹿だったのでなにも思いつきませんでした。
今となっては苦い思い出の一つです。