引越しを行う事情は人それぞれで、何らかの理由があることもあります。
例えば転勤の場合、
会社によっては定期的に転勤を余儀なくされる事もあります。
- 1年ごとに赴任先が変わる、
- 3年で新たな事業所へ移動になる、
などなど会社によっても変わっては来ますが、
例えばこのような場合においては「引越しすることは決まっているけど詳細はまだ決まっていない」と言うケースも考えられます。
そこで疑問に思うのは、
「引越し先が決まらない状況での見積もりや予約は可能だろうか?」と言う事です。
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見積もりと予約について
例えば定期的な転勤が1年に一回あるとして、
「2ヶ月後に引越しになるし、詳細はまだ決まっていないけど大まかな移動先は分かるし、
一度引越し業者に見積もりを依頼してみよう」
と連絡をしたとします。
受付の電話の際に、
このように聞かれる事が一般的ですが、そこで、
と答えたとします。
すると多くの引越し業者の場合、
という答えが返ってきます。
これには、
「行き先」と「日程」が見積もりに大きく関係してくることがその理由になります。
なぜ難しいのか
そもそも見積もりは引越し料金を算出しそれを知る為のものでもありますが、
行き先と日程が決まらなければこの料金を正式に出す事が出来ません。
大まかに○○県と言ってもやはりその中でもどのあたりかによって料金は変わりますし、
例えば建物でも何階なのか、道幅はどうか、なども大きく金額を左右する要素でもあります。
これらが決まらない状況だと引越し業者はあくでも暫定的な「概算」の見積もりしか出せません。
「概算が知りたいんだけど」とお客さん側は思うかもしれませんので、
とにかく概算で良いので見積もりを出して欲しいと希望しますが、
引越し業者側からすると概算では意味がないんですね。
引越し業者にとって見積もりは、「契約を取る」ことを目的としています。
その為に時間とコストを使ってお客さんの家に訪問して見積もりを行うわけです。
決まった金額を提示してそれに納得する事で契約に結び付くわけで、
これが概算の金額であれば契約まで結びつかず、
とりあえず大体の料金をお客さんに伝えただけ、と言う事になってしまいます。
ですから、
行き先や日程がまだ決まらないお客さんと言うのは引越し業者側からすると、
まだ契約が取れる見込みが低いお客さんと言う事になるので、
この段階での見積もりや契約を嫌がるのです。
しかしながらお客さん側からすると、
まずは概算でもいいから料金が知りたいのはそれによって金銭的な準備が必要になるからかもしれないと思うからで、
このような場合には、
- 例えば電話で概算を聞く、
- インターネットからの見積もりで概算を調べる、
このような方法が有効的かもしれません。
そしていざ引越しの詳細が決まればあらかじめ調べておいた、
良心的なプランや見積もりの引越し業者に改めて正式な見積もりを依頼すれば、
スムーズな引越しの準備になるかと思います。
ぜひ参考にしてみてください。