引越しも大きく分けると、

• 家族での引越し
• 単身での引越し

これら２つに分けることが出来ると思います。

同じ引越しではありますが、ファミリーでの引越しと単身での引越しとでは異なる点も多く気をつけなければならないポイントも変わって来ます。

単身の引越しと比べてファミリーの引越しの特徴と言えばズバリ荷物が多いことです。

３人家族や４人家族ともなると荷物は単身の引越しと比べると非常に多いのが特徴です。荷物に関して言いますと量だけではなく、家具などにも特徴があります。

それは大型の家具が多くなるということです。

単身の場合には少ない大型の家具が多くなります。
本棚、食器棚、タンスなどやはり家族の多さに合わせて収納する家具なども大きな物が多くなります。

ですから引越しに際しては荷物の総量も多くなるのですが１つ１つの家具も大きくなるので業者選びのポイントとしては「しっかりとした業者を選ぶ必要がある」ということが言えます。

引越し業者は大変多く、大手引越し業者から小さな引越し業者まで様々です。

その多くが引越専門業として事業を行っているわけですが、一部には専門業ではないケースがあります。いわゆる運送業を行っている会社が引越し業もやっていると言う状態ですね。

名前は「○○引越しセンター」と付いていても、普段は運送業をやっており引越しが入った日だけ引越しの業務を行う、このような場合には注意が必要なのです。

考えてみればすぐに分かることなのですが、引越専門業として毎日引越しだけを行いきちんとそのノウハウを学んでいる業者と、引越しが入れば手伝うが普段は運送業としてトラックのドライバーをしている、あなたならどちらにお願いしたいですか？言うまでも無く引越しの専門業ですよね。

特にファミリーでの引越しになると先程もお話しした通り、それなりに大きな家具がメインとなります。重さなどもそうですが持ち方などもプロの技術が必要となり中途半端に引越しをかじっている程度の人達では時間も掛かりますし、破損事故などの危険性が高まります。

特にその技術の差が出るのは、「戸建の引越し」です。

引越しはただ重い家具や電化製品を運ぶ力があれば大丈夫だと思っているのであればそれは間違いです。

そこにはやはり技術があり、その技術は特に戸建ての引越しの際に明確になります。

戸建の引越しで難しいのが、２階や３階などに大きな家具を運ぶということです。

一般的に日本の家は狭く階段もぐるっと途中で回りこまなくてはならないことが多く、このような場合２階に大きな家具を入れる為にはこの細い階段を上手く運び上げる必要があります。

もちろん引越専門業としてしっかりとしたスキルを持っている業者であればまず問題は無いのですが、もし万が一そうでない業者に依頼した場合にはこのようなケースにおいて上に運び入れることが出来ないなどのことも起こり得ます。

階段が細く階段から家具を上に運び入れることが出来ない場合は、「吊り作業」と言ってベランダなどを利用して上からロープで引き上げる作業が必要となります。

これも同様に専門的なスキルが無いととてもじゃないと出来ないはずです。

このような作業はマンションでの引越しの場合には無いのであまり気が付きにくいのですが、戸建の場合には大きな差が出ます。

素人が無理してやるとほぼ間違ないく家具や建物にキズを付けてしまう原因となる為十分に気をつける必要があります。

このような引越しの際の建物などの条件に関しては、
見積もりの際にしっかりと伝えておくことが大事です。

ほとんどの場合営業マンから聞いてくるとは思いますが、そうでなくても自分からもちゃんと伝えておくことがトラブルを防ぐコツになります。

引越し業者側も各それぞれの引越しの難易度を判断し、そこに配置する引越しの作業員を決めています。例えば階段作業が非常に細く、吊り作業なども非常に何度が高そうな引越しの現場には必然的にベテラン作業員を行かせるようにします。そうでなければ滞りなく引越しを終わらせることが出来ないからですね。

このようにファミリーの引越しでは、ならではの注意ポイントがあります。

引越し業者を選ぶ際にはこの辺りのポイントを踏まえて選ぶことが大切だと言えます。是非参考にしてみて下さいね。