乳幼児を連れて出かけるだけでも大変ですよね。
それが引越しともなると、引越しの準備や手続きの多さもあり、大変さは計り知れません。
引越し準備をしている間だけでも、面倒を見てくれる人が居れば話は別ですが、それでも大変さは変わりません。
そこで今回は、乳幼児がいる引越しでの注意点などをお伝えしたいと思います。
目次
乳幼児のいる引越し!準備はどうする?
赤ちゃんがいる引越しは準備から大変です。
普通の引越しでもストレスが溜まります。
赤ちゃんのお世話に時間を取られて、思うように引越し準備が出来きず、慣れない引越し疲れに夫婦間で険悪な空気になってしまうこともあります。
そういう空気を敏感に感じて赤ちゃんも情緒不安定になってしまうこともあり、ますます引越しどころではなくなります。
こうならないためには、頼れるところは頼って引越しを乗り切ることです。
特に割れ物などの割れたら怪我の危険があるものを荷作りする場合は、赤ちゃんが寝ている間や、身内や友人など面倒を見てもらえる日にしましょう。
どうしても頼れる人がいない状況もあります。
そういう場合は、荷造りや荷解きもしてくれるプランで引越し業者におまかせしてしまうという方法もあります。
自分の環境に合わせて無理の無い方法を選びましょう。
赤ちゃん連れの引越しで必要な手続きとは?
赤ちゃん連れは引越し後に必要な手続きがあります。
母子手帳は住所欄を新住所に書きかえておけばそのまま使用出来るので、手続きの必要はありません。
引越しにともなう必要な手続き
乳児医療証
自治体が変わると助成金額や利用方法はその市区町村によって異なるので、乳児医療証は使えません。
引越しする前に転居前の役所に乳児医療証を返納して、新居となる役所で新たに受け取る必要があります。
児童手当
きちんと手続きをしないと新居で児童手当を受給できなくなるので気を付けましょう。
同じ市区町村内の場合は、受給元が変わらないため、役所で住所変更届を提出するだけでOKです。
ですが、異なる市区町村への引越しの場合、児童手当受給事由消滅届を転居前の役所へ提出した後、新居の役所へ児童手当認定請求書の提出が必要になります。
予防接種、乳児検診
年齢の区分はその自治体によって異なりますが、一般的には“生後3~6ヶ月”“生後8~10ヶ月”“1歳6ヶ月”“3歳”の4回に分けて行われます。
また、その自治区によって集団検診か医療機関での個別検診か異なるので、新居となる役所で確認しましょう。
予防接種が途中で新居へ引越しした場合
赤ちゃんが1歳前に接種するワクチンは6~7種類あり、接種回数は、数回接種するワクチンを含めて15回以上にもなります。
生ワクチンは接種後に4週間をあける必要があったりと、予防接種のスケジュールや受けた回数などをきちんと把握しておかないと引越し後に大変なことになります。
予防接種を受ける場合、新居の市区町村から送付されてくる予防接種矛診票が必要です。
この予防接種予診票は、地域の自治体の保健センターや健康課に母子手帳と印鑑を提出して申請する必要があります。
引越しのポイントとは?
新居での小児科医を調べておこう
赤ちゃんは体調を崩しやすく、小児科を受診する機会も多いと思います。
引越し前にきちんと新居先での小児科医を調べておくこと、緊急の際に利用出来る病院を把握しておくことは大切です。
すぐ使用するベビー布団やおむつなどのベビー用品等はすぐに開梱出来るようにしておく
どのような移動手段で新居に移動しようと、乳幼児である赤ちゃんにとっては負担が掛かります。
新居へ移動後に赤ちゃんを預けられる場所があればいいですが、ない場合は新居で安全に寝かせておける場所を決めておく必要があります。
新居についたらすぐにベビー布団を敷けて、赤ちゃんが安全に過ごせるスペースを確保することが大切です。
ダンボールに印をする、すぐ使用する荷物は最後に積んでもらう
その他、手続きに必要な書類が入っているダンボールは、すぐに開梱出来るようにダンボールに印を付けておくと分かりやすいです。
また、すぐに開梱出来るように、すぐ使用するものは、最後に積んでもらいましょう。
自家用車で新居先へ移動する場合は、すぐに使用するベビー用品などの荷物は引越し業者のトラックではなく、車に乗せて移動すると便利ですよ。
まとめ
大人だけの引越しとは違い、気を付けなければいけない事も多く、スケジュールがタイトなため大変です。
また、手続きを怠ると、受給できなくなったりするので、自分たちの手続きと一緒に赤ちゃんの手続きも忘れずに行いましょう。
手が離せない月齢の赤ちゃんがいる場合は、自分だけで抱えず親や友人などを頼ることでスムーズに引越し出来ます。
近くに頼る人がいない場合は、金額は掛かりますが、引越し業者のお任せプランなどを利用するのも一つの方法です。