引っ越しの仕事はきつい、きびしい、きたないの3Kで有名な仕事です。
社員やアルバイトはともかく、このきつい仕事を派遣でやるとどうなるでしょうか。
今回は引っ越し業者へ派遣で行ったら一体どんな感じ?などの情報をお届けしていきます。
派遣で引っ越しが出来るの?
派遣の仕事は誰でも経験があるという事はないでしょう。
そうなると、派遣の仕事はどんなものなのか判る人は少ないと言えます。
大抵の人は派遣と言うと、テレビドラマなどで見かけるように何ケ月契約、1年契約など長期にわたって1つの会社で仕事をするというイメージを持っているのではないでしょうか。
もちろん、派遣でもそういったスタイルで仕事をする場合はありますが、こうした長期の仕事はどちらかと言うと「契約社員」の仕事ですね。
派遣は単発の仕事の方が多く、1回しか行かない仕事も多いようです。
そんな仕事の中に引っ越しの仕事もあります。
引っ越しの仕事をする上での派遣の立場
派遣と言うのは丁寧に仕事を教えてもらえる立場ではありません。
大抵は派遣会社で経験のあるスタッフと、経験のないスタッフが数人1組でやってきます。
そのため、引っ越し業者のスタッフが直接指導することはありません。
極端な時は会話すら交わさないで業務が終わってしまうと言うことも少なくないようです。
特に企業案件など人員の数が多い場合、誰が誰だか判らないカオスな状態になります。
そういうことで派遣の立場は引っ越しのリーダー>引っ越し業者のスタッフ>派遣のリーダー>派遣スタッフという事になります。
派遣スタッフは引越しをやるべき?
引っ越しの仕事は非常にきつく、専門でやっても慣れるのに1週間かかると言います。
1週間の間は悲鳴が出るほど体中が痛くて力仕事どころではないのですが、休むことは出来ません。
初日の翌日は這わないと階段も降りられない状態になります。
例え、スポーツマンでも、体が頑丈でも、力自慢でも使う筋肉が全く違うので誰でもがこうした状況になることは避けられません。
そんな状態になるにも関わらず、単発で1日引っ越しに行っても到底こなすことは出来ません。
しかも、派遣のリーダーの出来次第では地獄絵図になり兼ねません。
そもそも引越し業者のスタッフは大抵「怖いお兄さん」なのでチンタラしていると酷い目に遭います。
そんな酷い思いをしても給料さえ良ければいいでしょうが、派遣の給料は飽くまで派遣会社が支払います。
その場合、確実に派遣会社はいわゆるピンハネをするので金額的には大したことがありません。
元々引っ越しの仕事は、スタッフでさえ大した給料が当たりません。
更に、きつい引っ越しの現場に連れていかれると確実に時間は超過します。
引っ越し業者のリーダーは派遣のスタッフのことなど気にしていませんので、ある程度であがっていいとは絶対に言いません。
また、休憩もろくに取らせてはくれないので、ひたすら忍耐の時間を過ごさなければいけません。
朦朧とする中、失敗でもしようものならこれまた酷い目に遭います。
何せ引越し業者のお兄さんたちは「信じられないほど短気」なので気を付けましょう。
ですが、初めての人はあっという間に体力の限界がきます。
それでも、バケツリレー式で荷物がどんどん渡されるので、耐えるしかありません。
限界が来ると腕の筋肉がけいれんを起こし、握力はなくなり、足ももつれます。
荷物を落としてしまう可能性が時間と共に増えてきますが、やはり耐えるしかありません。
引っ越しの仕事では、酷過ぎて途中で仕事を放棄して帰ってしまう新人が少なくなく、派遣でも初めての人はあまりのキツさに途中で辞めてしまうケースもあります。
以前は最も辛い仕事として某運送会社の〇川急便が良く話題になっていましたが、そこに勤めていた人でも引っ越しの仕事に来ると参ってしまうようです。
それで報酬も少ないのですから、辞める人続出で常に人手不足になっているのが引っ越し業界なのです。
最近は全部お任せパックとして梱包から開梱までしなければならない仕事もあり、繊細さと体力の両方が求められているので、更にハードルは高くなっています。
結論としては派遣で引っ越しの仕事はやるべきではないと言ったところです。
派遣は仕事が選べますので、間違っても引っ越しの仕事は請け負わないようにしましょう。
話のネタに1度体験してみたいと言う奇特な方は、ここで紹介したデメリットを承知の上で相当の覚悟をもって挑むようにして下さい。
ちなみに翌日は歩けなくなるので予定は入れないでおきましょう。
まとめ
今回は引っ越し業者へ派遣で行ったら一体どんな感じ?などの情報をお届けしました。
引っ越しの仕事はきつい、きびしい、きたないの3Kで有名な仕事です。
社員やアルバイトはともかく、このきつい仕事を派遣でやるとどうなるのでしょう。
結果として派遣では絶対に避けるべき仕事だとお分かりになったのではないでしょうか。
それでも自信があると言う方はチャレンジしてみて下さい。