引っ越しには大きく分けて「長距離引っ越し」と「近距離引っ越し」、「中距離引っ越し」の3種類になります。

「近距離引越し」の場合はその日のうちに一連の引越し作業が終了し、早ければ3～4時間もかからず荷物搬出から搬入まで終わるケースもあります。

しかし、「長距離」の場合は移動時間が必要な分「短距離」、「中距離」とはまた違った性質の引っ越しになります。

そこで、今回は遠距離に引っ越しする場合の注意点や知っておくべきことは？などの情報をお届けしていきます。

長距離引っ越しのスケジュール

長距離の引っ越しはどんなスケジュールか見ていきましょう。

1、転居先を決める

2、引っ越し日などを決める

3、引っ越し業者をWEBで見積もりもしくは電話見積もりをしてもらう

4、引っ越し業者を決める

5、荷物を梱包する

5、引っ越し業者が来て旧居から荷物搬出

6、翌日に新居へ荷物搬入、開梱

「家族単位」と「単身」では、それぞれ引っ越しする人数が違うために荷物量が変わります。

そのため、作業時間等が変わりますが、基本的なスケジュールは同じと考えて良いでしょう。

長距離引っ越しの準備はいつから？

長距離引っ越しであっても準備のスタートは近距離引っ越しと基本的に同じです。

長距離引っ越しでも近距離引っ越しでも、転居先が決まると引っ越し業者を探すタイミングです。

引っ越し業者を物件確定後に選ぶとしたら、引越し予定日の2～3週間前に見積もりをして依頼した方が無難です。

また、引っ越し業者にもよりますが、基本的に一番早くて引越し予定日2～3ヵ月前から予約を受け付けてくれます。

長距離の引っ越し作業は2日がかり

近距離引越しでは旧居と転居先の物件同士の距離が近いということもあり、荷物の搬出も搬入もその日のうちに完結します。

それに対し、長距離引っ越しは基本的に2日がかりです。

長距離引っ越しは旧居から荷物を搬出し、一旦会社に戻り夜中などから転居先へ向かうことになります。

そうすると丁度翌朝位から荷物搬入となりますので2日がかりとなるわけです。

引越し業者によっては、長距離引っ越しでもお願いすれば当日中に対応してくれるところもあるかもしれませんが、当日中にできるとは考えずに2日がかりと考えてスケジュールをたてるほうが間違いありません。

2日がかりですので、当日中に引越しが完結する場合と違い、色々と想定するべきことが変わってきます。

その想定すべきことは「移動手段」や「宿泊施設」のことです。

近距離引っ越しなら、基本的に考えなくて良いことですが、長距離引っ越しだとこうしたことについても考えなければいけません。

転居先のある街への移動手段

長距離引っ越しの場合、移動手段は自家用車、電車、バス、飛行機などが想定されますが、基本的には距離や、かかる時間を考えなければいけません。

公共交通機関を使う場合、事前に座席を予約したり、時刻表を調べておいたりといった準備をしておくとスムーズに移動しやすいです。

自家用車を使う場合は経路を確認する必要も出てきます。

また、自家用車で移動しない場合は、費用は増えますが引っ越し業者に陸送を依頼することも出来ます。

宿泊施設はどうする？

長距離引っ越しで翌日に荷物搬入になる場合は、旧居を出てから1泊する宿泊施設を事前に予約しなければいけません。

予約する場所は新居から近いホテルがベストです。

受験シーズンや、盆休みなどになると地域によっては安いホテルの予約は埋まっているという可能性も考えられるので、早めに予約しておきましょう。

長距離引っ越しの料金は？

◎単身引越しの場合
30,000～70,000円の範囲になることが多いです。
金額に開きがありますが、引っ越し業者により引っ越し料金は大きく違いますので見積もりを比較することは重要です。

どの引っ越し業者も、閑散期のほうが引っ越し料金が安くなりやすくなる傾向があり、繁忙期だと通常価格の2倍に近くになることもあります。

引っ越し難民が出てくるような超繁忙期では単身引越しでありながら100,000円を超えることもあります。

◎4～5人家族の引越しの場合
4～5人家族の長距離引っ越しの場合は100,000円～300,000円くらいの引越し料金になることが多いといえます。

家族単位の引っ越しの場合は、このように料金の開き方がとても広いので、引っ越し業者選びは非常に慎重に選ばれなければいけません。

長距離引っ越しの場合は、当然のことですが移動距離が長いので近距離引っ越しとは料金の算出方法も違ってきます。

引っ越し業者は、荷物の量×移動距離で引っ越し料金を算出することが基本となっているので、移動距離が長い長距離引越しは、自然に引越し料金が高くなってくる仕組みになっています。

また、これにプラスして有料道路代などが加算されます。

とはいえ、高くなる率は引っ越し業者によって変動していきます。

長距離引っ越しが得意な引っ越し業者の場合、引越し業界の中でもリーズナブルな料金を維持できる傾向があります。

安く長距離引っ越し出来る引っ越し業者を探すには、引っ越し見積もり一括比較サイトを活用する等して複数の引っ越し業者の引っ越し料金を比較することがベストです。

また、長距離引っ越しが多い業者の場合、他の引っ越し荷物と混載という形が取れますので、グッと安くなる可能性があります。

ですが、混載の場合は荷物搬入時間を厳密に指定することは出来ません。

まとめ

今回は遠距離に引っ越しする場合の注意点や知っておくべきことは？などの情報をお届けしました。

長距離引っ越しをする場合は、近距離引っ越しよりも考えておくべきことや手間が段違いに増えます。

そのため、出来る限り早い内からの準備と計画が必要となります。

長距離引っ越しすることになった場合は、早めに準備と予定を決めるように留意すると、快適で満足度の高い引っ越しをすることが出来ます。