引っ越し費用と言うと、かなり高いと言うイメージが強いですね。
心身共にすり減らす上にお金も飛んでいくと言う引っ越しは本当に嫌なものです。
新しい生活が待っているのは楽しみなことなのですが、だからこそ引っ越しがなければと余計に思ってしまいますよね。
今回は引っ越し費用はどのくらいかかる?などの情報をお送りしていきます。
引っ越し料金のベースとは?
引っ越し料金と言うのは一体何が基準になっているのでしょうか。
引っ越し業者の価格決定の基本は、まずどの大きさのトラックになるのかと言うことが重視されます。
トラックの大きさ=荷物の多さ、作業員の人数も決まってきますので、引っ越し料金のベースはトラックの大きさと言って良いでしょう。
次には距離と言うのが料金のベースになります。
料金が大きく変わる荷物
料金が大きく変わる荷物と言うものがあります。
良くありがちなのが”ピアノ”です。
ピアノは大抵の場合、玄関などの入口からは出ませんので窓などからしか出すしかありません。
また、ピアノの場合、あまりに重いために引っ越し業者が運ぶことは極めて稀です。
そこで、ピアノに関してはピアノ運送に依頼することがほとんどです。
ピアノ運送であれば窓から専用のクレーンで運び出します。
調律もしてくれるので安心ですね。
ですが、料金的には5万円以上の加算になります。
それ以外には滅多にありませんが大きな彫像や、宝飾品などあまりに巨大な場合、形も安定していないことから他の荷物と別に運ばなければなりませんので、加算がされます。
長距離の場合は?
距離によって料金は大きく変わります。
100km圏内は地場と言って地元から地元の引っ越しとなり別途料金は変わりません。
100km以上300km圏内の場合、中距離となり交通費実費に3万円ほどの加算があります。
それ以上になると長距離になります。
長距離では交通費実費に5万円~10万円ほど加算されます。
自動車の陸送
自動車の陸送も大きく価格が変わるところです。
人員は確実に1人増えることになりますし、実費の交通費も1台分増えてしまいます。
地元から地元の場合は、有料道路やガソリン不足などがなければ基本的に別途料金をとらない業者も少なくありません。
中距離の場合は交通費実費とプラス1万円程度の加算になります。
長距離の場合は、交通費実費に3~5万円ほどの加算になるでしょう。
たとえば、東京大阪間ですと約500kmとなります。
500kmの場合、1泊2日の航行になります。
2トントラックの荷物の場合、人員は2人になりますので、長距離手当が2万円ほどになります。
高速代金が往復で約3万円、ガソリン代が1万5千円、トラックの占有代1万円と通常引っ越し料金に7万5千円程度が加算されます。
2トン一杯の荷物の場合約15万円前後ですので、先ほどの加算分を入れると22万5千円程度になると考えて下さい。
スカイポーターが必要な場合は?
スカイポーターとは消防車で言うはしご車のようなものです。
3階建て~5階建て(公営住宅は7階まで)でエレベーターがないケースなどで使用します。
また、集団住宅で玄関から出入り出来ない家具や電化製品などがある場合にも窓から出すために使用したりします。
スカイポーターは引っ越し業者によっても異なりますが、基本的に台数が少ないので使用する場合はかなり加算されます。
とは言え、エレベーターのない3階建て以上のアパートやマンションなどはスカイポーターを使用しない場合、その分余分に人員を配置しますので、結局は高額になってしまいます。
そういう意味では、少しでもスムーズに進むスカイポーターを利用した方がはるかに得と言えるでしょう。
階数や周囲の状況にもよりますが、スカイポーターを利用する必要がある場合は5万円前後は加算されると考えて下さい。
引っ越し費用の概算は?
それでは、引っ越し料金の概算はどの程度になるのでしょうか。
1人暮らしでミニバン程度の荷物であればおよそ3万円~5万円程度で出来ます。
この場合、中距離で5~7万円、長距離で8~10万円と考えられます。
2~3人暮らしで2トントラック程度の荷物の場合、およそ7万円~12万円で引っ越し出来ます。
2トントラックの場合、中距離で9万円~14万円、長距離で12万円~17万円程度です。
4~5人暮らしの場合、4トントラックになりますのでおよそ16万円~20万円ほどかかります。
この場合ですと中距離で18万円~22万円、長距離で21万円~25万円といったところです。
7~8人暮らしの場合は10トントラックなどの大型トラックになり、およそ25万円~33万円の引っ越し料金がかかります。
大型トラックの場合、中距離で27万円~35万円、長距離で30万円~38万円ほどかかります。
まとめ
今回は引っ越し費用はどのくらいかかる?などの情報をお送りしました。
状況やケースによって引っ越し費用が大きく変わることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
ここで見た価格を参考になるべく上手に引っ越しするようにしましょう。