引っ越し自体、中々経験しないイベントですが、新築への引っ越しとなると益々特別で希少なイベントといえるでしょう。
自分自身だけではなく、周囲にも新築へ引っ越ししたという人は少ないでしょうから、アドバイスを聞ける相手もいません。
全く新しい環境になるので、新しい環境ならではの注意点もあります。
そこで今回は、夢の憧れマイホーム新築へ引っ越しする際の注意事項を見ていきましょう。
新築特有の確認事項
新築は正に夢の実現ともいえる出来事で、一戸建てでもマンションでも嬉しいものですよね。
しかし、新築は新築ならではチェック事項がありますので、それらを1つ1つ見ていくことにしましょう。
建物の状態を確認する
◆役所のチェック
戸建ての新築の場合、完成と同時に役所が建築基準法に則ったものであるか、確認にきます。
その場合は、建築会社と共にチェックしてもらい、問題のある個所があった場合には直してもらいましょう。
また、建築基準法にひっかかるような建て方をした場合は、大きな家具などで隠すなどの手を打ちましょう。
◆傷や不具合のチェック
引っ越し前に、壁や床、設備(キッチン、トイレ、浴室など)に傷や不具合がないかを確認しましょう。
不備があれば早めに施工業者に報告し、修繕してもらいます。
特に水回りは念入りに調べましょう。
◆設備の動作確認
エアコン、給湯器、コンセント、照明などが正常に動作するかチェックします。
また、床暖房やバステレビ、ウォシュレットなどの設備など漏れなくチェックするように心掛けましょう。
新築独特のニオイ
新築の建材や塗料のニオイが気になる場合があります。
新築のニオイが好きという人も稀にいますが、中には体に害のある建材もあるので、あらかじめ対処しておく必要があります。
◆換気
ニオイを軽減するために、引っ越し前にしっかり換気を行いましょう。
引っ越し直前だけではなく、新築の場合は引っ越し前から度々訪れるのが常ですから、その都度換気をすることをおススメします。
◆空気清浄機
今どきの空気清浄機は、かなり強力なものが揃っており、有害物質やウィルスなども清浄できるの引っ越し後の生活も考えて購入するのも有効な手ですね。
また、使用することで、揮発性有機化合物(VOC)の低減が期待できます。
引っ越し作業時の注意点
建物を傷つけないようにする
当然のことながら、新築は傷が目立ちやすいため、引っ越し作業中に以下を意識しましょう。
- 玄関、廊下、階段、壁などに保護シートを張り、荷物の搬入時に傷がつかないようにする。
- 家具や家電を運ぶ際、角で壁や床を傷つけないように注意。
本番の引っ越し以外にも、少しずつ荷物を持っていったりすることも出てきますので、引っ越し業者だけではなく、自分自身を最大限の注意をはらって下さい。
大型家具の事前計測
- 新居の間取りや搬入経路を確認し、大型家具や家電が通れるかを確認します。特にドア幅や階段のスペースに注意しましょう。
ライフラインの事前準備
ライフラインは生活になくてはならないものです。
引っ越したはいいけど、ライフラインが使えないということになると大変なことになります。
電気・ガス・水道
開通手続きを早めに済ませ、引っ越し当日にすぐ使用できるようにします。また、新築であることをあらかじめ伝えておくといいでしょう。
インターネット回線
新築では回線工事が必要な場合があります。引っ越し直後にインターネットを使いたい場合は、早めに申し込みを。インターネットの工事は1ヶ月待ちというところも少なくないので、注意しましょう。
新居の環境に慣れるための準備
防犯対策
- 防犯設備の確認:ドアや窓の施錠がしっかりしているか確認しましょう。
- セキュリティ強化:必要に応じてセキュリティカメラや補助錠を設置。セキュリティ業者に依頼すると面倒がありません。
近隣挨拶
- 両隣や上下階(マンションの場合)には簡単な挨拶をしておくと、良好な関係を築きやすくなります。
- 挨拶時の手土産の例:タオルやお菓子、洗剤などの日用品が無難です。
新築の維持とメンテナンス
湿気対策
- 新築は乾燥しているように見えて、基礎や建材に湿気が残っていることがあります。
- 定期的な換気を心がける。
- 梅雨時期や湿気の多い場所では除湿機を使用。
給排水設備の注意
- トイレやキッチン、バスルームで水漏れがないか確認。
- 初期段階で配管の詰まりが発生しないよう、ゴミや油を流さないように注意しましょう。
長期的なメンテナンス計画
- 外壁や屋根など、新築でも数年後にはメンテナンスが必要になる部分があります。保証期間や点検スケジュールを確認しておきましょう。
新築ならではの楽しみ
インテリア選び
- 新築はインテリアを整える絶好のチャンスです。部屋のテーマカラーやスタイルを決め、新しい家具や小物を取り入れて、自分らしい空間を作りましょう。風水なども考慮に入れたい場合は配置や色などのチェックするのも良いですね。
庭やベランダの活用
- 庭がある場合はガーデニングを楽しむ。バルコニーやベランダが広いなら、アウトドア家具を置いてリラックスできる空間を作るのもおすすめです。
収納計画
- 新築は収納スペースが充実していることが多いので、効率的な使い方を考え、スッキリとした空間を維持しましょう。
トラブルを防ぐ工夫
保証内容の確認
新築には住宅保証が付いていることが多いので、対象範囲と期間を確認しておきましょう。
多くの場合、1ヶ月、半年、1年と点検してくれるものです。
戸建ての新築の場合、少なくても保証期間は1年です。
引っ越し後の点検
定期的な点検がある場合は、スケジュールを把握しておく。
まとめ
今回は、夢の憧れマイホーム新築へ引っ越しする際の注意事項を見てきました。
新築への引っ越しは特別なイベントです。
キチンと計画的を把握し進めることで、快適な新生活をスタートさせましょう。