引っ越しは人生のイベントの中でも、非常に大変なものです。
ましてや小さい子供がいるとなると、大変さだけではなく、安全やメンタルにも気をはらう必要があり何十倍も大変になります。
子供がいるからといって引っ越しをしなくても済むということはありませんので、小さい子供がいる場合の引っ越しテクニックが必要になってきますね。
そこで、今回は子連れの引っ越しのコツなどについて見ていきます。
目次
子連れの引っ越しが大変なポイント
子連れの引っ越しは大変だといわれていますが、具体的には何が大変なのでしょうか。
荷造りが全く進まない
小さい子供がいると、とにかく荷造りが進みません。
段ボールに荷物を詰めていっても、入れたそばからぽいぽいと外に放り出されていきます。
挙句に段ボールをボロボロにしてしまうことも・・・。
特にこどものおもちゃなどは、先に荷造りすることは不可能です。
その上、非日常の引っ越し準備以外にも、食事をさせたり、お風呂に入れたり、公園に連れて行ったり、寝かしつけなどの日常のルーティンも欠かせません。
これでは、毎日荷造りの時間をとるのも難しいでしょう。
1人暮らしの時は2・3日あればできた作業ですが、子連れともなるとそうはいきません。
しっかり計画をたてて準備していきましょう。
子どもの癇癪が増える
子どもが親が思っている以上に環境の変化に敏感です。
引っ越し後はもちろんですが、引っ越し前から子どものケアをしていく必要があります。
子連れ引っ越しのコツ
子供を連れての引っ越しは大変なことですが、計画的に準備をすれば、スムーズに行うことができます。
スケジュールをたてる
引っ越しをすると決まったら、日程などの詳細を決める前に、細かいスケジュールを立て、スケジュール表にしましょう。
基本的には、自分たちよりも子供の都合に合わせたスケジュールを組む必要があります。
子供たちの幼稚園や保育園、学校の予定や習い事などを考慮して引っ越しの日程を決めていきます。
引っ越しが分かったらすること
- 住んでいる賃貸の管理会社もしくは家主に退去と退去日を伝える
- 保育園・幼稚園に引っ越しを伝える
- 物件探し
- 引っ越し先の幼稚園・保育園を探す
- 引っ越しの業者に見積もり依頼をする
- 転出届・転送届を出す
- 水道・ガス・電気会社に連絡し、停止と引っ越し先での開始を決める
- ネット環境の停止と引っ越し先での開始契約
- 荷造りをする
これだけのことをしなければなりませんが、猶予は数ヶ月ではなく、ほとんどが1ヶ月以内にしなければいけないことなのです。
とはいえ、嘆いてばかりで引っ越しが終わるわけではありません。
1つ1つタスクをこなしていく感じで進めるようにしましょう。
引っ越し業者の選択
上記の項目をこなしながら、まず決めるべきは引っ越し業者です。
というのも、引っ越しのプランが様々にあるためです。
例えば、子供がいるので、梱包・開梱までを全て盛り込んだお任せプランにしたいという人もいるでしょう。
また、引っ越し業者は、荷物の量を推し量って、引っ越し資材を無料で提供してくれますので、最低でも荷造り前の段階では決めておく必要があるのです。
中々、どこの引っ越し業者を選択すべきか分からないという人が多いでしょうから、業者選定の際は引っ越し業者一括見積サイトなどを利用すると良いでしょう。
予算との相談になりますが、子連れでも安く抑えたいなら、日時指定をしない方が安価になります。
しかし、これは家族全員のスケジュールを犠牲にしなければ無理ですので、多くの人は利用できないでしょう。
一般的に、引っ越しは午前中の便がおすすめなのですが、その分、午後の引っ越しは安価になります。
しかし、これも翌日以降のことを考えると現実的ではありませんね。
子連れの場合は、大人だけの居住形態や、1人暮らしとは大きく違い、費用的には抑えることは難しいと考えた方が無難です。
ある程度希望を通したい場合は、かなり早く予約すると、その時点での引っ越し業者のスケジュールは決まっていないので、多少の融通はきくと思います。
実家などが近く、子供を預かってもらえるといった場合は、安価になるスケジュールを組むことも可能ですので、あらかじめ頼んでおいても良いかも知れませんね。
引っ越し当日使う「何でも箱」を作っておく
引っ越し準備だけでなく、引っ越し当日も信じられないほどバタバタするものです。
引っ越し業者が運び出している途中でも「何でこんなところからこんなものが?」というようなものも出てきます。
深く考えずに、入れ切っていない荷物をとりあえず放り込んでおける空の段ボールを1つ2つ用意しておきましょう。
引っ越し当日翌日は夫婦ともに休みがよい
引っ越しは梱包も大変ですが、更に大変なのは開梱の方です。
所定の場所を決めてそこに荷物を戻していく作業は相当な労力が必要になります。
そうしたことを考えると、できれば、引っ越し当日も翌日も夫婦ともに休みが好ましいといえるでしょう。
新築に合わせて大型家具を購入した場合などは組み立て作業もあります。
子供がいると想像以上に時間がかかるので、引っ越しの前後は休日の調整をしておきましょう。
出前やテイクアウトができるお店は事前に調べておく
引っ越し当日はもちろん、引っ越し前・引っ越し後3日間くらいは家に食べ物がありません。
また、食器や調理器具は梱包していく必要がありますし、冷蔵庫は前々日には空にする必要があります。
そのため、外食したり、テイクアウトしたり出前を頼んだりといったことが必要になってきます。
子連れの梱包テクニック
梱包は子供が寝ている間などに行う
子どもが起きていると全く荷造りは進みません。
子どもが寝ている時間に行うのがベストです。
- 昼寝の時間や夜寝ている時間にする
- 旦那さんや祖父母などに外に連れ出してもらう
- 一時預かりを使う
思い切って梱包から全て引っ越し業者に頼む
引っ越し業者には梱包から荷解き、家具の組み立てまで全て行ってくれるプランがあります。
少しお値段ははりますが、思い切ってこのプランの利用を考えてみるのも良いでしょう。
共働きの方、小さいお子さんがいる方にはとてもおすすめします!
子供のおもちゃは最後に梱包する
子どものおもちゃは散らかるので最初に梱包してしまいたいですよね。
でもその結果「おもちゃがないー!!」「あれが欲しい!!」と、駄々をこねられるのは必至です。
とりあえず段ボールに入れてガムテープは最後にすると、結果的には梱包したとはいえませんが、少しはマシです。
子供は環境の変化が苦手なので、お気に入りのおもちゃや本、ぬいぐるみを手もとにおいているだけで落ち着いて遊んでくれます。
まとめ
今回は子連れの引っ越しのコツなどについて見てきました。
子連れ引っ越しは本当にもうしたくない、と思えるほど疲弊します。
このコツを参考に、できることはやる、できないことは頼るというスタンスを崩さずにやり抜きましょう。