引っ越しは一生の中でも、1度あるかないか程度のイベントです。
しかし、引っ越しは非常に時間とお金と労力を伴うものです。
それが、あらかじめ計画をきちんと立てておくことでスムーズに進めることが可能です。
そこで今回は、結婚して新居に移る場合の引っ越しや手続きの方法とは?などの情報を見ていきます。
目次
新居探しと決定
まずは、何といっても新居を決める必要があります。
引っ越しをしたくても、新居が決まっていないと、日時も行先もはっきりしないので計画の進みようがありません。
とはいっても、結婚に際する新居にも色々なパターンがあるでしょう。
賃貸マンション、賃貸一軒家、中古一軒家、持ち家建設と全てが同じように進められることはありません。
ですが、どれにしても、まずは希望のエリアなどを絞っていくことが大事です。
賃貸の場合は、マンションであっても、一軒家であっても、不動産業者に行って適当な物件を探す必要があります。
その場合は、エリアだけではなく、設備などの条件もしっかり確認することが大事です。
また、必ず内見を行い。生活動線や周辺の環境の確認もしましょう。
自身で新築の一軒家を建てる以外は、購入であっても、基本的には賃貸と注意点は同じです。
但し、購入の場合は、住宅ローンの見当や申し込みなどが必要になります。
新築を建てる場合は、設計の段階から携わっていく必要があります。
また、かなりの時間を要するので、現在の住居の退去のタイミングには気をつけましょう。
また、新築の場合は、引き渡し日が決定してから、引っ越しの準備を始めるようにしましょう。
引っ越しのスケジュール
新居の入居日が決まったら、早速引っ越しの準備に入ります。
その前に、基本的な2つのことを確認します。
1、引っ越し日は、新居の契約日や仕事のスケジュールなどを考慮します。また、結婚に際しての引っ越しですので、六曜の日付にも気をつけたいところですね。
2、引っ越し業者を利用する場合は、繁忙期となる3、4月などはできる限り避けましょう。予約が取りにくい日などもあるので、できる範囲で最も早い時期に申し込んでおきましょう。
荷物の整理と梱包
結婚に際する引っ越しの場合、必ず2世帯から1世帯への引っ越し(同棲からの引っ越しは別)になります。
それだけに、荷物の整理や梱包は、通常の引っ越しに比べて倍ほど大変になります。
断捨離もしっかり行わないと、重複する荷物が出てきて、新居は満杯になり兼ねません。
お互いの家を行き来しつつ、重複する物はどんどん捨てるようにしましょう。
梱包を引っ越し業者に依頼するという手もありますが、恐らく2人で相談しながら梱包をしていった方が無駄が省けます。
住所変更手続き
引っ越しの際は、役所に3種類の届け出が必要になります。いずれも本人もしくは委任状を持った代理人しか申請できません。
転出届
現在と違う市区町村に引っ越す場合は、引っ越しの14日前〜当日までに、転出届を提出します。現住所の役所の窓口または郵送で受けつけています。
転入届
転居届
現在と同じ市区町村に引っ越す場合は、転出届ではなく転居届を提出します。基本的には引っ越し後14日以内が期限です。
その他の手続き
公共料金手続き
水道・ガス・電気などを引っ越し先で使用するには、新たな契約が必要です。インターネットや電話でも受けつけています。
現在の住居の解約手続き
現在、賃貸物件に住んでいる場合、賃貸契約書に記載された期日までに、管理会社や大家に所定の方法で解約の旨を伝える必要があります。
郵便物転送手続き
役所で転入・転居届を出しても、郵便局には共有されません。旧住所宛の郵便物を新住所に届けてほしい場合は、郵便局で別に転送手続きをしましょう。転送サービスは1年間利用できるので、申し込んでおくと便利です。
その他の手続き
- 旧住所の役場に実印の印鑑登録がある人→印鑑登録の抹消
- 国民健康保険に加入している人→旧住所での国民健康保険の資格喪失手続き
- 車・バイクを持っている人→駐車場やナンバープレートの変更
- マイナンバーカードの住所・氏名変更
- 国民年金の住所・氏名変更
- 国民健康保険の加入
- 印鑑登録
- 自転車や原付バイクの住所変更
-
個人で入っている各種保険の住所や名義変更など
- 運転免許証の更新
- パスポートの変更手続き
- 健康保険・厚生年金の住所・氏名変更
- 給与振り込み口座の変更
- 名刺の作り直し
- クレジットカードの変更
- 銀行口座の変更
- 携帯電話
- 通販サイトなど
まとめ
今回は、結婚して新居に移る場合の引っ越しや手続きの方法とは?などの情報を見てきました。
結婚と引っ越し、まるで正月と盆が同時に来たような感じで、人生における大きなイベントごとが重なる事態です。
結婚だけでも大変ですし、引っ越しだけでも非常に労力が必要です。
その2つを、卒なくそれなりに行えるように、しっかりとプランを練りましょう。