60歳以上の方が、引っ越しをするのは中々骨が折れるものです。
若い時であっても、引っ越しは重労働です。
特に長年、同じ住まいに住んでいると、荷物も知らず知らずに増えていくもの。
そこで今回は、60歳以上の方が使える安心で楽なシニアパックについて見ていくことにします。
シニアパックの特徴
60歳以上になると、引っ越しは相当面倒で大変な作業になります。
特に「引っ越しをしたことがない!」という方にとっては、何をしていけば良いのかもさっぱり分からないという状況に陥ってしまうこも多いでしょう。
また、引っ越し業者に依頼するにしても、荷造りを自分でしなければいけないということがかなりネックになってきます。
整理整頓はもちろんのこと、断捨離においても自分たちだけで決めようとすると悩んでしまって、スムーズに進まないことが多いですね。
こうした様々な理由から、60歳以上の方はシニアパックを利用すると、多くの手間を省いて引っ越しを終えることができます。
また、料金的にもシニアパックであれば割安で済む場合が多いでしょう。
もちろん、全ての引っ越し業者でシニアパックを実施しているわけではないので、業者を選定する際には、どの引っ越し業者にシニアパックがあるか、どれだけの支援があるのかなど細かく調べるようにしましょう。
シニアパックでは「暮らしの整備士」がサポートしてくれる
全ての引っ越し業者に用意されているわけではありませんが、一部の引っ越し業者の中にはシニアパックで「暮らしの整備士」がサポートしてくれるところがあります。
暮らしの整備士の主な業務は、ユーザーの相談内容に伴って、整理整頓や断捨離などのアドバイスをするというものです。
また、引っ越し先での大物家具や、大物電化製品など配置など、インテリア系統の相談もできます。
もちろん、引っ越しの全体像に関してもプロフェッショナルですので、安心して任せることができるでしょう。
また、引っ越し前にしなければいけない役所への届けや、転出後の手続きなども抜けがないようにしっかりアドバイスをしてくれますので、分からないことがあれば遠慮なく訊くと良いでしょう。
高齢者の人が引っ越しで助成金や給付金がもらえる?
あまり知られていないかも知れませんが、引っ越しにはケースによって自治体や国から助成金や給付金が出る場合があります。
せっかく引っ越しにかかる料金を減らすことが出来るのですから、利用しない手はないでしょう。
しかし、どの助成金も給付金も、自治体や国側から「こんなの貰えますよー」とは知らせてくれないものです。
そこで、暮らしの鑑定士などに、どんな助成金や給付金があるのかを訊いて、手続きなどについても訊いてみると良いでしょう。
年齢などに関わらず、助成金の対象になりやすい人を以下から見ていきます。
- 高齢者の方
- ひとり親世帯
- 新婚世帯
- 子育て世帯
- 障害者世帯
- 失業中・収入が低い世帯
こういった感じです。
ですが、これらに当てはまる人が全て助成金や給付金がもらえるわけではありません。
あくまで自治体によって、種類や対象者が変わってきますので、事前に役所などに出向いて、しっかりと確認しておきましょう。
シニアパックで選ぶべきプランは?
シニアの方は「暮らしの鑑定士」が付帯したパックや、少しでも安く抑えるために助成金や給付金を利用すると良いことが分かったと思います。
しかしながら、肝心の引っ越しのプランは何を選択するのが一番良いのでしょうか。
シニアパックでも、通常のパックと同じように3種類のプランが用意されています。
以下にその3プランを紹介していきます。
- スタンダードプラン・・・・「費用を抑えたい」「荷造りを自分で行いたい」「時間にある程度の余裕がある」
- ハーフプラン・・・・・・・「荷造りを依頼したい」「家財梱包等は業者側」「荷解きは自分で行いたい」
- フルコースプラン・・・・・「荷造りも荷解きも依頼したい」「家財の梱包、開梱も業者側」
引っ越し業者によっては、内容が多少違う可能性がありますが、概ねこの3通りが基本になります。
シニアの方にお勧めなのは、フルコースプランです。
このプランであれば、引っ越しにおける重労働の部分を自分で行う必要がなくなります。
高齢の方にとって、これは非常に有難いプランといえるでしょう。
少々値は張りますが、シニアプランでお安くなる上に、給付金や助成金などがあれば、このプランを選択するのが最も無難といえます。
もちろん、事前に段ボールをもらって、貴重なものや、人には見られたくないものなどを自分で詰めたり、自分で荷ほどきすることもできますので、ぜひ、利用しましょう。
まとめ
今回は、60歳以上の方が使える安心で楽なシニアパックについて見てきました。
誰にとっても、重労働で骨が折れる作業である引っ越しですが、引っ越し業者が設定してあるパックやプランを有効に活用することで、安心して楽に引っ越しすることが可能です。
無理して作業せずに、自分で行うのは引っ越し後の整理整頓などを中心にして、後は業者に任せてしまうと良いでしょう。