「引っ越ししたい!」と思う理由は、人によってさまざまでしょう。
ただ、引っ越しにはお金も時間もかかりますし、引っ越し後に、理想とする暮らしを手に入れられるかが重要です。
「引っ越ししたい!」と思ったときに、まず何をすべきなのか。
そこで今回は、引っ越しに失敗しないために、物件を探す前に考えておきたいポイント、知っておくとお得な入居時の費用軽減などの情報を見ていきます。
目次
「引っ越ししたい!」と感じる主な理由
結婚や転勤といったライフスタイルの変化はもちろん、周辺環境やお部屋への不満も、引っ越しを考える大きな理由として挙げられますね。
新生活を始めるため
進学や就職、転職を機に、新しい会社や学校の近くで便利に暮らしたい。
生活の新しいステップとして、引っ越しは最適な方法です。
また、結婚や同棲など二人で暮らす方には、十分な広さの新居も必要です。
子育てを見据えているのであれば、部屋の広さはもちろん、買い物のしやすさや安心して遊べる公園など、子育てに良い環境を求める方も多いでしょう。
現在住んでいる場所に不満があるため
一方で、今住んでいる場所や住居に対して、すでに悩みや不満を持っているケースも多くあります。
賃貸契約をするときに家賃を優先して、ほかの条件で、大きく妥協した場合に起こりやすいですね。
例えば、職場や最寄りの駅から遠くて、契約時は「大丈夫!」と思っていても、だんだん負担を感じてきた…。
リモートワークで通勤頻度が減ったとはいえ、後悔している方もいるでしょう。
また、通勤や通学の途中に、スーパーやコンビニなどの生活必需品を買えるお店がないと、それだけで不便ですね。
さらには、駅までの道に街灯が少ない場合など、深夜の帰宅になったとき、治安面で不安に感じることも多いでしょう。
現在住んでいる住居に不満があるため
住居面ではどうでしょう。賃貸物件の内見時に十分だと思った広さも、いざ家具を置いてみると、どうにも狭く感じてしまう。
また、収納スペースが不十分だと、それだけ収納家具が必要になり、さらに部屋が手狭になります。
築古物件では、キッチンなどの水まわり設備が古くて使いづらい。
それなら、家賃の高い家を選べば良いかといえば、そうでもありません。
収入とのバランスを考慮せずに選ぶと、月々の家賃の支払いが。大きな負担になります。
引っ越ししたいと思ったらすべきこと
引っ越しには、手間と時間とお金がかかるため、しっかり計画を立てることが必要です。
無駄な引っ越しを繰り返さないために、何をポイントに考えれば良いのでしょうか?
引っ越ししたい理由を言語化する
まずは、引っ越ししたいと考えた理由を、自分自身で整理しましょう。
たくさんある場合は、箇条書きにして、書いてみるのも良いでしょう。
引っ越しには大きな労力が必要です。
「なんとなく引っ越ししたい」だと、いつの間にかモチベーションが下がることも。
引っ越しによって、今の生活をどう変えたいのか。
目標をしっかりと言葉にして、決意が持続するようにしましょう。
引っ越ししたい場所と時期を決める
引っ越ししたい理由が整理できたら、そのリストに沿って、賃貸物件の検討を始めましょう。
インターネット情報や間取り図、家賃だけで判断するのではなく、必ず現地を見ることが重要です。
部屋の中はもちろん、周辺環境もしっかり見ましょう。
物件が決定したら、次は引っ越しをする時期の調整です。
最短で動ける日を決めましょう。
3月や9月など引っ越しの多いタイミングと重なると、希望日時に引っ越し業者を手配できない可能性があるので、注意が必要です。
敷金や礼金など、初期費用を見積もってみよう
引っ越しのタイミングは、資金面も重要です。
旧居を退去する際には、修繕費やクリーニング代が必要となる場合も。
中には、必要以上に退去費用を請求してくる大家や、管理業者がいます。
また、新たに賃貸物件の契約を結ぶためには、大家さんには敷金や礼金にプラス前家賃、不動産会社への仲介手数料、初期費用が、家賃のおよそ3~6カ月分が目安になります。
ここにプラスして、火災保険料や引っ越しの料金なども必要になります。
- <初期費用の目安>
- ・敷金:家賃の0~2カ月分
- ・礼金:家賃の0~2カ月分
- ・家賃:契約付きの日割り分+翌月分
- ・仲介手数料:家賃の0.5~1カ月分
- ・火災保険料:1~2万円程度
- ・鍵交換代:1~2万円程度
- ・賃貸保証料:家賃の0.5~1カ月分(保証会社との契約の場合)
- といった具合です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「引っ越ししたい!」と思ったときにまず何をすべき?などの情報を見てきました。
不満は多少あっても、本当に引っ越しすべきかどうかは中々正解の分からないものです。
しかも、高額な料金がかかることですので、「ま、いっか」でできるものではありません。
本当に今の自分に引っ越しが必要なのかどうか、またモチベーションが上がっているかどうか、そうしたことを判断しながら決めていくことにしましょう。