引っ越しはしたいからするというケースばかりではありません。
お金がないけど引っ越しをしなければいけない。
近隣住民とのトラブルや仕事関係での転勤など、引っ越しの理由は様々あるでしょう。
そこで今回はお金が無くて引っ越しできないときの対処法について見ていきます。
目次
引っ越ししたいと思う理由
「引っ越ししたいけど中々踏み出せず、迷っている。」という方も多いのではないでしょうか。
しかし、引っ越しにはそれなりの費用がかかり、周辺環境が変わったり手続きが必要だったりと、そう気軽にできるものではないので無理はありません。
多くの人が、どのような理由で引っ越しを決断しているのか、その理由をいくつか紹介します。
今住んでいる家に不満があるから
引っ越ししたい理由で多いのが、「今住んでいる家に不満があるから」です。
内見の時は思わなくても、実際に住んでみると「収納スペースが少ない」「思ったよりも狭い」「水回りが使いづらい」など、さまざまなは不満が出てくるものです。
荷物が多い人にとって収納スペースの広さは大事ですし、料理をする人にとってはキッチン周りの使いやすさはとても重要なポイントになります。
内見だけではイメージが付きづらく、分からないことも多いはずです。
そういった不満から、引っ越ししてもすぐに引っ越しを検討する人が多いようです。
環境に不満があるから
引っ越ししたい理由として、周辺環境や生活環境などの環境に不満があるというケースもあります。
例えば、下記のようなケースです。
- スーパーやコンビニが歩いていくに遠い
- 駅までの距離が遠い
- 交通量の多い道路が近く、夜でもうるさい
- 近くに線路があり電車の音が大きい
- 公園や畑、田んぼなどが近く、夏は虫が多い
スーパーやコンビニが近くないと買い物などに不便ですし、駅まで遠いと毎日の出勤も大変になります。
また、意外と盲点なのは交通量の多い道路や線路の有無です。
道路や線路が近くにあると、どうしても騒音が気になり、人によっては眠れなくなってストレスが溜まってしまう可能性もあります。
このような不満から引っ越しを検討する人も多く、物件選びは部屋の間取りだけでなく周辺環境まで注意して選ぶのが一番といえます。
隣人問題などがあるから
物件や周辺環境に問題なくても、隣人問題に悩まされるケースもあります。
とくに、「上階に住んでいる人の足音が響く」「隣人のアラームで毎朝起こされる」など、隣人の生活音が気になって快適に過ごせないという方も多くいるようです。
隣人問題はトラブルに発展すると面倒なので、なるべく木造アパートなどの防音性の低い建物は避けるのがベストといえるでしょう。
新生活を始めるから
進学や就職、転職、同棲に結婚など、ライフスタイルが変わるタイミングで、心機一転「引っ越ししたい」と考える方が多いようです。
新生活のスタートは何かとやることが多く、物件選びを怠ってはいけません。
実際に住んでから後悔する方も多くいるので、不安な方は家族に同席してもらうのが一番でしょう。
また、同棲や結婚を機に引っ越しをする場合は、将来のことを考えて子育てしやすいエリアなどを検討するのもひとつです。
引っ越しに必要なお金とは?初期費用の相場
一般的に、引っ越しに必要なお金は「賃貸契約の初期費用」「引っ越し費用」「家具・家電購入費用」の大きく3つで、もっとも高額になるのは「賃貸契約の初期費用」です。
賃貸契約の初期費用には、
・敷金 ・礼金 ・仲介手数料 ・前家賃 ・火災保険料 ・鍵交換費用 ・保証料
などが含まれており、およそ家賃の4倍~6倍かかるといわれております。
中には、敷金や礼金が発生しない物件や、仲介手数料が無料の物件もあるので一概には言えませんが、引っ越しには高額費用が発生すると考えておきましょう。
家族の引っ越しに必要な初期費用の相場
家族で引っ越し場合、間取りも2LDK以上になるのでそもそもの家賃が高くなります。
例えば、家賃が20万円だとすると賃貸契約の初期費用は80万円~120万円程度です。
引っ越し業者を利用するのであれば、最低でも7万円はかかると考えておくと良いでしょう。
さらに、引っ越し先で新しい家具家電が必要な場合は、さらに数万円〜数十万円はかかります。
そのため、初期費用+引っ越し業者への代金+家具家電にかかる金額は、120万円は必要だと考えられます。
また、距離数が長く、荷物が多ければその分料金が高くなるので、引っ越しにかかる費用は多めに見積もっておくと良いです。
引っ越し業者は複数社に見積もりをすることで、安い業者を見つけることができますよ。
閑散期に引っ越しをする
引っ越しをする時期を変えるだけでも節約になります。
不動産の閑散期である6月〜8月は、引っ越しをする人が少ないため家賃や初期費用などの値段の交渉がしやすくなります。
家賃にもよりますが数万円の節約ができるでしょう。
さらに、お客さんが少ないため時間をかけて接客をしてくれるメリットもあります。
また、引っ越し業者も値段が下がっているため、お得に引っ越しができます。
国や自治体の助成金を活用する
条件に応じて、引っ越しにかかる費用や家賃の助成を行なっている自治体もあります。
例えば、地方出身で東京生活を長く続けていた方が地元へ戻るUターンの場合は、交通費補助や住宅支援などの助成金や補助金を支給してもらえる可能性があります。
東京圏から地元への引っ越しを考えている方は、「Uターン+自治体名」などで助成や補助金があるかどうかを確認してみましょう。
その他にも、子育て世帯・ひとり親世帯は住宅に関する助成金や補助金の対象になりやすいので、各自治体で助成を受けられないか調べてみると良いでしょう。
さらにコロナウイルス感染症の影響で、働く意思があるのに仕事が見つからない方(失業中)や収入が低い世帯については、「住居確保給付金」が支給される可能性があります。
ご自身が対象になるかどうかは、厚生労働省の生活支援特設ページで確認してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は引っ越しの必要性があるがお金がない方に向けて、どのようにすれば引っ越しができるのかという情報を見てきました。
お金がないときは、まずは引っ越し費用の節約から考えると良いでしょう。