環境が変わり、車などの長時間の移動、知らない人の出入りなどペットにとって引越しはストレスの塊とも言えます。
ですが、どうしても引越しを避けられない場合も出てきますよね。
そこで今回は、そういう場合にどう気を付ければいいのか、ストレスを感じている兆候や、軽減方法などをお伝えしたいと思います。
目次
ペットは引越しがストレス?ストレスを軽減する方法とは?
引越し前に病院へ行こう
犬や猫といったペットも人間と同じように、引越しの移動中に酔ってしまう場合があります。
そのため、引越し前には健康診断も兼ねて引越し中に起きる事態に備えて病院へ連れて行き、必要な処方箋を用意しておくことも大切です。
引越し後のかかりつけ医に目星を付けておく
万が一、引越しの際に体調不良になった場合や、引越し後に体調を崩したり、怪我をしたりした場合にはすぐに病院に行くことが大切です。
そのためには、新居の近くの動物病院を把握しておくことが重要になります。
前もって、ネットやSNSなどで新居近くの動物病院のHPや、評判、口コミなどを参考にしながら、いくつか候補を選定しておきましょう。
近距離の引越しで、あまり距離が変わらない場合は、無理にかかりつけ医を変える必要はありません。
信頼している動物病院なら尚更、ペットにとっても慣れている病院の方がストレスなく通えます。
多少距離があり、時間が少し掛かる場合には、緊急の場合にすぐ連れていける動物病院を探しておくと安心です。
引越しの移動時に少しでも快適に過ごせるように配慮する
自家用車で移動する場合は、ペットが乗りもの酔いしないように極力揺れないように移動する必要があります。
また、ゲージに入らない大型犬などは、ドライブシートなどを後部座席に使い快適に過ごせる空間を作ることが出来ます。
散歩用のリードなども用意しておき、散歩やトイレ休憩などを挟みつつ移動するなど極力ペットの体に負担が掛からないようにしましょう。
特に熱中症になりやすい夏場に引越しする際は、トイレや散歩休憩だけではなく、きちんと水分補給なども出来るようにすることも大切です。
犬や猫がストレスを感じている行動とは?
引越しはペットにとっても負担でストレスを抱えてしまう場合もあります。
ストレスを抱えているかどうかを把握してきちんと対処するためには、普段からペットの行動に目を光らせておきましょう。
- 食欲がない
- 新居で落ち着きがない
- 吠えたり、鳴いたりの回数が増えた
- トイレ以外の場所での粗相が増えた
- 下痢や吐くなどの体調の不調がみられる
一番分かりやすいのは、食欲の減退です。
普段の量と明らかに食べる量が減ったり、えさを全く欲しがらないなどといった兆候がみられます。
また、環境が変化して不安を感じているため、普段より鳴いたり、吠えたりする回数が増えたり、その反対に極端に甘えてきたりする場合もあります。
匂いが変わった新居では落ち着きなく、新居を把握するために匂いをかいでまわることもあります。
体調不良の症状が続く場合は、早めに病院を受診して適切な処置を受けることをおススメします。
引越し後のペットのストレスケア方法
犬や猫なども引越し後はストレスを感じている証拠にさまざまな兆候が見られる場合があります。
少しずつ新しい環境に慣れさせるには出来るだけ普段通りに過ごせるように配慮することが大切です。
引越しでペット用品も一新する事を考えている人もいると思います。
ですが、全て一気に変えてしまうと新しい環境に慣れるのに時間が掛かる場合があります。
一気に新調するのではなく、今まで使用していた匂いがついているものを残し、少しづつ新調していくのがおススメです。
特にお気に入りの遊び道具やタオル、トイレなどはすぐに変えずに、環境に慣れてから変えましょう。
引越し後は普段通りのルーティンを心掛けることも大切です。
食事の時間や散歩の時間などをいつも通りの時間帯を心掛けましょう。
また、環境が変わって不安やストレスを感じているペットと過ごす時間をいつも以上に作り、思う存分甘やかしてあげることもストレスケアになります。
犬や猫が引越し先になれる期間とは?
犬や猫のペットが引越し先の新しい環境に慣れるには、大体の目安として1~2週間掛かると言われています。
その子の性格やペットの種類によっても変わりますが、半月近くは常にペットの行動や体調に配慮することが大切です。
まとめ
ペットの性格によってストレスの度合いも新居に慣れる期間も変わります。
ですが、どんな性格のペットでも引越しはストレスが溜まります。
ストレスを少しでも軽減させるには、引越し前から準備が必要です。
これらを参考に少しでもペットにとって快適な引越しになるようにしましょう。