大きな出費となる引っ越し。
出来る限り、安く抑えたいと考えるのが人情というものですね。
ですが引っ越し費用の相場や、どうやって引っ越し費用が決まっているのかベースの部分を知らなくては引っ越し費用の比較も出来ません。
そこで今回は引っ越し費用の相場や決まり方について説明していきます。
目次
繁忙期(3月~4月)の引越し料金相場はどのくらい高くなる?
繁忙期は新生活などに向けた引越しが多く発生し、引越し業者の予定が埋まりやすく引越し費用の高い時期です。
トラックや作業員が不足するため予約がとりにくく、引越し料金は高くなります。
単身 荷物小 | 単身 荷物大 | |
---|---|---|
~15km未満 (市区町村内) |
平均36,841円 | 平均48,251円 |
~50km未満 (都道府県内) |
平均40,608円 | 平均49,860円 |
~200km未満 (同一地方内) |
平均51,041円 | 平均59,153円 |
~500km未満 (近隣地方) |
平均51,277円 | 平均75,435円 |
500km~ (長距離) |
平均59,646円 | 平均81,548円 |
家族 2人 | 家族 3人 | 家族 4人 | 家族 5人以上 | |
---|---|---|---|---|
~15km未満 (市区町村内) |
平均82,429円 | 平均97,107円 | 平均115,027円 | 平均142,130円 |
~50km未満 (都道府県内) |
平均84,932円 | 平均104,069円 | 平均114,887円 | 平均141,145円 |
~200km未満 (同一地方内) |
平均111,144円 | 平均135,784円 | 平均152,455円 | 平均120,111円 |
~500km未満 (近隣地方) |
平均121,394円 | 平均181,169円 | 平均202,122円 | 平均290,000円 |
500km~ (長距離) |
平均167,257円 | 平均190,953円 | 平均212,378円 | 平均264,268円 |
通常期(5月~2月)の引越し料金相場はどのくらい?
繁忙期と比べて引越し業者の予定が空いていることが多いため、希望の日程で引っ越しの予約がとりやすい時期です。
また、通常期の中でも「引っ越し日を平日にする」「業者指定の日にする」「作業時間をおまかせにする」ことでさらに引っ越し費用が割安になる可能性があります。
引越し費用が比較的安い時期ですが、もちろん業者によって料金は異なりますので、一括見積もりを利用し複数引越し業者の料金を比較検討しましょう。
単身 荷物小 | 単身 荷物大 | |
---|---|---|
~15km未満 (市区町村内) |
平均30,361円 | 平均39,357円 |
~50km未満 (都道府県内) |
平均35,482円 | 平均42,352円 |
~200km未満 (同一地方内) |
平均45,880円 | 平均52,615円 |
~500km未満 (近隣地方) |
平均53,387円 | 平均67,472円 |
500km~ (長距離) |
平均57,110円 | 平均76,537円 |
家族 2人 | 家族 3人 | 家族 4人 | 家族 5人以上 | |
---|---|---|---|---|
~15km未満 (市区町村内) |
平均64,931円 | 平均78,424円 | 平均96,332円 | 平均115,559円 |
~50km未満 (都道府県内) |
平均68,388円 | 平均78,322円 | 平均96,467円 | 平均105,837円 |
~200km未満 (同一地方内) |
平均74,866円 | 平均94,377円 | 平均130,098円 | 平均143,973円 |
~500km未満 (近隣地方) |
平均108,526円 | 平均123,949円 | 平均122,091円 | 平均151,682円 |
500km~ (長距離) |
平均115,915円 | 平均131,688円 | 平均150,067円 | 平均152,071円 |
作業人数で変わる引越しの実費目安
最後に引越し料金の増加に大きく影響する実費(人件費)について確認しましょう。
引越し業者の作業員1人あたり10,000円~15,000円程度の増額が考えられます。
部屋数ごとの引越し作業人数・人件費の目安
人数 | 平日 | 休日 | |
---|---|---|---|
2DK | 2人 | 24,000円 ~ 26,000円 | 28,000円 ~ 30,000円 |
3LDK | 3人 | 36,000円 ~ 39,000円 | 42,000円 ~ 45,000円 |
4LDK | 4人 | 48,000円 ~ 52,000円 | 56,000円 ~ 60,000円 |
※3~4階以上の上層階に引っ越しする場合は、上の表の人数プラス1人を目安にするとよいでしょう。
引越し料金の内訳は?
相場よりも安い金額で引越しするために、まずは基本的な引越し料金の構成を確認しましょう。
引越し料金は「基本運賃」「割増料金」「実費」「オプション」の要素で構成されています。
必ず見積もり上には明記される項目となるため、それぞれの項目が適正価格なのか細分化し計算して判断するのがよいでしょう。
※引っ越し料金=基本運賃+割増料金+実費+オプション
基本運賃 | 国土交通省が定めている金額に準拠した金額で設定されます。 荷物量x距離で増減額が定義されているため引越し業者ごとにこの項目が大幅に変わることはありません。 |
---|---|
割増料金 | 「繁忙期」「土・日・祝日」「対応時間」などで割増が引っ越し料金に加算されます。 |
実費 | 「引っ越し作業員の人件費」「トラック代」「交通費」「梱包費用」「搬出・搬入」「対応時間」などが引越し費用の計算に影響します。 |
オプション | 「エアコンの移設」「ピアノ運搬」「不要品の処分」「車・バイクの輸送」などで発生します。 引越し業者ごとに料金設定が大きく違い、引っ越し料金を安く抑えるうえでは重要な項目となるので、必ず項目別でいくらになっているのか確認するようにしましょう。 |
引越し料金を安く抑えるために大切なことは?
引越し料金は条件次第で変わってくるうえに、定価というものが存在しません。依頼する引越し業者によっても引越し料金は異なります。
100社の引越し業者があれば100社の引越し料金があり、複数社から見積もりを取って比べてみると数万円もの差がつくことも。
引越し料金を少しでも安くしたいと思うなら、一括見積もりを利用し複数引越し業者の料金を比較検討することが大切です。
まとめ
今回は引っ越し費用の相場や決まり方について説明してきました。
引っ越しの費用が決まっていくのには色々な要素があることが理解できたと思います。
少しでも安くするためには、こうした要素を知って各引っ越し会社を選抜していきましょう。