引越し業者でアルバイトすれば肉体労働だと言うことで安易に考えがちです。
しかし、アルバイト出来る仕事としてはダントツ1位のハードワークです。
それでも、高額のアルバイト料が入るならマシですが、どうやらそうではないようです。
今回は引っ越しのアルバイトやるべきか、やらざるべきかなどの情報に迫っていきます。
目次
引っ越しアルバイト誰でもすぐ採用!
引っ越しアルバイトはすぐに誰でも簡単に採用されます。
それほど引っ越し業者は慢性人材不足状態なのです。
入ってもすぐに辞める、身体を壊して辞めてしまうなど、人の入れ替えは異常に早いと言えます。
アルバイトする側も、簡単に沢山稼げるのではないかと勘違いしてかなり多く募集してきます。
ただ、ここで厳選している場合ではないので簡単に辞める人も多いと言う事です。
引っ越しアルバイトは時間給ではない?
引っ越しのアルバイトは当然の事ですが時間給などではありません。
17時に終業だからと言って引っ越しを中途のままにするなんてことはあり得ませんね。
とにかくユーザーの引っ越しが終わるまでは何時であろうが仕事は続きます。
これを時間給換算にするとすさまじい金額になってしまうので、引っ越しアルバイトでは日給制がとられています。
すなわち、何時間働いても金額は同じと言うことです。
朝が異常に早い
引っ越し業者は朝が異常に早いです。
多くの人がj引っ越しを始める時間は午前中と言うことで、7時30分や8時にユーザー宅に到着する様に向かいます。
引っ越し業者の朝は、まず集合し、グループ確認、指示書確認、必要な資材のトラックへの積み込みなど何かとやることがあります。
ユーザー宅までどの程度の距離があるのかによっても違いますが、早めに出発しないと約束時間に間に合いません。
仮にユーザー宅に8時到着だとした場合、逆算すると5時から5時30分頃に集合する必要があります。
休憩は異様に短く気分次第
休憩時間は積み込みの際に1回、昼食、積み荷おろしの際に1回と言う感じですが、休憩のタイミングやリーダーもしくは古株のスタッフが何となくで決めてしまいます。
日が短いアルバイトは出来る限り休憩したいものですが、仕事に慣れているスタッフは引っ越しを早く終わらせたい気持ちの方が強く休憩などはほとんどとらないほどの勢いで作業に従事しますので慣れていく必要があります。
新人扱いしてくれない
誤解を恐れずに言うならば、引っ越し業者のスタッフはがさつで強面が多いと言えます。
その為、仕事には気を遣ってもスタッフに対して気を遣うと言うことはありません。
自分にとって仕事初日であっても、そんなことは基本的にお構いなしです。
特別な梱包の仕事は聞けば教えてくれますが、荷物を運ぶことに教える事はありませんので、最初から戦力扱いです。
最初はスタミナがもちませんが、そんな事もお構いなしです。
限界を超えても荷物を運び続けなくてはいけません。
どんどん運び、どんどん積み込む、こうしたスピード感が引っ越しには求められますので「ウソっ」と言うほど休みなく働きます。
これに何が何でも食らいついていかないと、いないものとして扱われるので気をつけましょう。
初日の翌日は身体が痛くて地獄
力仕事ですので、当然翌日は身体中が痛くなります。
これは運動不足かどうかは関係ありません。
例えアスリートであっても、引っ越し業務翌日は身体が痛くなるでしょう。
と言うのも、引っ越しで使う筋肉は他のどんなスポーツや作業でも使わない場所なので、その痛みたるや並大抵のものではありません。
2階に住んでいる人は階段を降りる事すら困難な状態になることでしょう。
ですが、ここで休んでは元の木阿弥、痛みにも慣れてきますので、意地でも仕事に行きましょう。
1週間は耐え抜いて仕事をやり続ければもう痛くはなりません。
給料の貰い方を選べる
ここまでは厳しい条件ばかり述べてきましたが、メリットもあります。
それは給料の貰い方を選べると言うことです。
学生が夏休みなどでアルバイトする場合、すぐにでも遊ぶお金が欲しいとなれば日給でもらえば夏休み前半バイトを頑張って後半に遊びまくることが出来ます。
もちろん、週給や月給でも選べますので、自分の都合に合わせて給料日を決めましょう。
給料はそれほど良くはない
かなりハードな仕事ですので、給料は良いのかと思いきや、意外とそうでもありません。
しかも、本来は3ヶ月間の試用期間があるのでアルバイトは少々安くなります。
現在の相場では通常1日1万円前後、安いところでは7千円程度と言うところもあります。
地場でやっても中距離でやっても給料が変わらないのは痛いところです。
長距離をやってようやく手当がつく程度で短期間でガッツリ稼ぐと言うタイプのアルバイトではありません。
トラックの運転(中型・大型)などの免許を持っている場合は、もう少し給料がアップします。
再雇用が何回でも出来る!
学生などの場合、長期の休みでなければアルバイトは続けられません。
もちろん、飲食店など夜も営業している店は別ですが、引っ越しの場合は朝、昼が主体の仕事なので休みが終われば同時にアルバイトも終了です。
しかし、一旦辞めてもまた長期の休みがあった場合、2つ返事で復帰出来ます。
慢性的に人員不足なので、再雇用大歓迎なのです。
そういうところはかなり大きなメリットではないでしょうか。
「また来ました~」で採用が決まるのですから楽な事この上無いでしょう。
まとめ
引っ越し業者のアルバイトをやるべきか、やらざるべきかと言うテーマをお送りしてきました。
デメリットも多いことは多いのですが、メリットも色々あります。
力がそこそこあり、明るくて、細かい事にこだわらない性格ならこの仕事は絶対に向きます。
ですが、自分とは違う人種(年上、ヤンキー、DQNなど)を受け入れる事ができない人は避けたほうが良いですね。