引っ越し元や引っ越し先にエレベーターがない場合、素人ではなく、業者でも非常に苦労します。
時間も通常より余計にかかってしまう上、体力の削られ方は半端ではありません。
今回は引っ越し元や引っ越し先にエレベーターが無い!引っ越し出来る?!などの情報を見ていきます。
エレベーターが使用出来ない場合とは?
エレベーターがあるところ、ないところは当然あります。
集合住宅でも4階までならエレベーターを着ける義務がないので、割とケチっているオーナーさんは多いようです。
また、大きい新築マンションなどは最低でも2基ほどのエレベーターが設置されています。
ですが、新築であるがために引っ越しが重なっていることなどがあり、引っ越しトラックが順番を成して連なっています。
遅れをとってしまえばエレベーターが使用出来るようになるまで、4時間も5時間も待たなければいけないと言う事態も発生します。
朝に荷物を積んで、昼頃現地着の場合、夕方5~6時まで待つ羽目になります。
ユーザーも困りますが引っ越し業者にとってもこれはかなり困った事態と言えます。
エレベーターが使えない時の対処とは?
正直なところ、これは待っていても埒があきません。
少しずつでも荷物を運ぶことが重要です。
中にはユーザーでも運べるような極めて軽い荷物もありますので、頑張って上げていくしかありません。
ですが、引っ越し業者の作業員の中には4トントラック分の荷物を8階まで1人で上げる強者もいます。それなら2人、3人で運べばいいじゃないかと言う声も聞こえそうですが、引っ越し作業員が皆力持ちでスタミナが無尽蔵とは限りません。
1人で上げた人は、中でも特別な人だったようで、その人に合わせて2人で荷物を運べる人がその時はいなかったようです。
時間はかかったものの、エレベータ待ちしている業者よりは早く終わってしまったそうです。
このケースでは、階段途中で次の人に受け渡しするのは逆効果で8階なら8階を1人で運ばせるのがベストです。
上がり切ったところで、他の作業員が人海戦術でユーザーの部屋へ入れ込んで設置していくのが最も早い方法と言えます。
しかし、そんな特殊な人がいない場合はどうすべきでしょうか。
そんな場合、物を詰める必要がある大物家具とその中身の段ボールを優先的に上げることが推奨されます。
つまり、食器棚、食器類、洋服ダンス、洋服です。
和ダンスはかなり重いので後回しにします。
また、本棚はそれ自体は重くないものの、本の段ボールが重い為に避けた方が良いと言えます。
その他には意外と持ちやすい布団袋、分解したベッドなどを上げます。
分解できるものがあれば徹底的に分解して上げていきましょう。
分解したベッドは組み立てる必要があるので先に上げてしまえば時間のロスを防ぐことが出来ます。
マットは後で上げるにしても先に組み立てておけば最後にマットを乗せて完成するので時間のロスを防げますね。
エレベーターで上げるものは大物や重いもののみにしておき、2往復程度で終わるレベルにまで持って行っておけば何とか少しでも早く終わる事が出来ます。
また、ユーザーも開梱して詰める作業が先に出来るので、業者が帰った後に途方に暮れることはありません。
エレベーターがないと判っていれば?!
引っ越し業者に依頼する限りは、前もってエレベーターがないと判っていれば「スカイポーター」と言うはしご車のようなもので荷物を上げる事が可能です。
ただ、このスカイポーターですが、市住や県住で7階まで、通常のマンションサイズですと5階までと限度はあります。
しかし、それに該当する場合はむしろエレベーターよりは早く荷物を降ろしたり、上げたりが可能です。
但し、このシステムを利用する場合は通常より人数を要するので高額になることだけは覚悟しておきましょう。
エレベーターがない、使えない場合の引っ越しは工夫しないととてつもなく大変と言えます。
引っ越し元でも階段しかない場合は、階段の上まで一旦ある程度荷物を集めましょう。
荷物が集まったら軽いものから順番に降ろしていくのが比較的楽に運べる方法です。
こうしたケースでは自分で引っ越しをしようとは思わずになるべく業者に依頼しましょう。
自分で無理にやったりすると怪我などにも繋がり、更に荷物の破損や建物に傷をつけるなど様々なトラブルが起きます。
引っ越し後も大変な作業が待っているのですから出来る限り業者に頼んでしまえば自分自身はある程度の苦労で済みます。
ただ、こういうケースでは業者も簡単には作業を終えることが出来ないと言う事だけは知っておきましょう。
まとめ
今回は引っ越し元や引っ越し先にエレベーターが無い!引っ越し出来る?!などの情報を見てきました。
引っ越し元にも引っ越し先にもエレベーターがないケースや、エレベーターはあっても引っ越しが混み合っていて利用出来ないケースがあります。
2階、3階ならともかく1人暮らしレベルの荷物以外はエレベーターなしで運び終えるのは至難の業と言えるでしょう。
ですが、少しでも効率良く終わらせる方法はゼロではありません。
様々な工夫をして不測の事態にも備えられるようにしておきましょう。