新しい年が始まり、もう少しで引っ越しのシーズンがやってきます。
4月に近くなるほど、いい物件がどんどん埋まっていくので、できれば引っ越しの予定は早めに立てておきたいものです。
さて、今年から同棲を考えているカップルの皆さんはどのような引っ越しプランを立てているのでしょうか?
お互いの家から荷物を持ち出すのですから、少しでも安くしたいですよね。
今回はたくさんある引っ越しのプランの中で、どの引っ越しプランがカップルの皆さんに特におすすめなのか、比較して紹介したいと思います。
目次
[考えられる引っ越し手段]
まずは考えられる引っ越し手段をリストアップしてみます。
・軽トラックをレンタルして自分で引っ越しを行う方法。
・大手引越しサービスに依頼して引っ越しを代行してもらう方法。
・大手引越しサービスを比較見積もりして、引っ越しを代行してもらう方法。
・カップル引っ越しサービスで「立ち寄りプラン」を選択する方法。
大体思いつく方法はこのような方法ではないでしょうか?
では、それぞれの方法を比較してみましょう。
[軽トラックをレンタルして自分で引っ越しを行う]
ニッポンレンタカーのサイトに書かれているトラックレンタルの値段は、12時間で8208円です。
事前に1週間ほど準備をしていないと、延滞して追加料金を取られてしまうかもしれませんね。
また、エアークッションやダンボール、ビニール紐やガムテープなどは自前で用意しなくてはいけません。
タンスやテレビなどかなり重い物は倒れないように固定するのが大変です。
また、友人などに声をかけられなかった場合男性1人女性1人で、全ての荷物をトラックに積み込まなくてはなりません。
積み込んでいる最中に、もし彼女が重いゲーム機とソフトが入った荷物を落としてしまったり、彼氏が彼女のお気に入りの立ち鏡を倒して割ってしまった、なんてことがあれば、楽しい同棲生活がスタートする前に破局しかねません。
もし、たった2人で引越し作業をすることになったり、友人に引越し作業を手伝ってもらう場合は「大事なものは自分で包んで自分で運ぶ」というルールを守ったほうが良いと思います。
しかしそれでも、注意していないと、大切な薄型ノートパソコンの上に重いテレビがドサッなんてことがあります。
まとめると、自分での引越し作業は、安く行えるというメリットがあります。
しかし、「荷物が壊れてしまっても、保証がきかない」というデメリットも把握しておかなければならないでしょう。
[大手引越しサービスに依頼して引っ越しを代行してもらう]
次に検討するのは、大手引っ越しサービスに依頼するという方法です。
2015年の日経新聞の記事によると、引越しサービスで大手と言える会社は8社あります。
マーケットシェアの大きい順に並べると以下になります。
・日本通運 104,429円
・サカイ引越センター 79,408円
・アート引越センター 79,682円
・ヤマトホームコンビニエンス 94,623円
・全国引越専門協同組合連合会(ハトのマーク) 74,962円
・アリさんマークの引越社 73,603円
・ハート引越センター 68,813円
・アーク引越センター 58,138円
上位8社と、2人家族で引っ越しを行った場合の平均相場をリストアップしてみました。
(※上記の価格は3月〜4月の繁忙期でない、「安め」の料金になります)
先ほどの自分で軽トラックで引っ越す場合に比べて、価格がグンと上がった印象です。
その代わり、「引っ越しは日通」「アート引越センターへ」「アリさんマークの引越社」など、CMで聞いたことのあるフレーズの会社や漫画でパロディを見たことのある会社ばかりなので、引越しにあたりとても安心感がありますね。
私の両親も、私の引越を手伝ってくれた時、上の8社の中から、ここを使いなさいと勧めてくれました。
それくらい社会に浸透している会社達です。
豆知識ですが、ドラえもんが最後に「電話してねー」と言って終わるアート引越センターの昔のCMを見た子供が、ドラえもんと電話ができると勘違いしてしまい、アート引越センターに電話してしまったという微笑ましい出来事が昔あったそうです。
さて、話を戻しますが、大手の引越サービスでは家具の損傷保証などがあります。
ですので、万が一家具を傷つけられてしまったとしても、しっかり保証してもらうことができます。
また、家具を梱包するエアークッションやダンボールなどをほぼ無料で提供してくれます。
(※サービスによって、ダンボールは30枚までなど制約がある場合が有ります。)
ですが、最近は引越業界も懐がきびしいらしく、傷をつけられたのに、業者に「うちがつけたわけではない!」と言い張られてしまって泣き寝入りしてしまったということもあるようです。
本当に大事な家具は事前に写真を撮るなどしておきたいですが、ちょっと面倒ですね。
ただ、大手引っ越しサービスでは、タンスなどの重いものを持ち上げる時、「荷物の角気をつけてー、せーの!」などと掛け声をかけて注意を払うなどしているので、大抵は大丈夫だと思います。
まとめますと、大手引越サービスを選ぶメリットとしては、高い安心感と安定したサービスを受けられます。
少しお年を召した方などは、引越しは、昔からココに頼んでいると、固定客になっているほどです。
逆にデメリットとしては、やはり料金が高いことです。
若いカップルさんだと、5万円や10万円があれば、デートが何回できるかわかりません。
三十路に入っていてもポンとは出せませんね。
この料金がなんとかなれば、というところでしょう。
[大手引越しサービスを比較見積もりして、引っ越しを代行してもらう]
さて、こちらがおそらく一般的な引越方法となるのではないでしょうか?
大体3社程度を自宅に呼び、各社に見積もりを出してもらったうえで、交渉するという手段です。
確かに、それなら先ほど書いた通常相場よりも安くできそうです。
しかしそうは言われても今の若い人は「値切ること」に慣れていません。
家電量販店やスーパーのレジ、はてやガソリンスタンドにまで、昔は値切ろうとする人がいたらしいのですが、現在はめっきり減っているようです。
グーグルで「値切る人」と検索すると、2016年1月の時点で出てくる記事は、「値切る人は下品!?」などと言った、値切る行為を否定するものばかりです。
それほど現代は値切ることに否定的なようです。
私の友人の体験談に、こんな話があります。
インターネット掲示板で見た引越業者に割引させる方法を実行しようとした所、それはできないとあっさり言われてしまい、それだけで意気消沈してしまい、結局言い値で引越し料金を払わされてしまったという話です。
頭の中で、こう言って、こう話して説得して値切ろう!と思っていても、なかなか思い通りにはいかなかったというわけです。
今ではインターネットで複数見積もりができたりもしますが、あくまで相場の目安を知ることしかできません。
相場の中でも1番高いものを払わされてしまうこともあるようです。
また、インターネット上の見積もりサイトに登録していない業者の見積もりは、今までどおり電話で現場まで来てもらうという方法になります。
何社も何社も呼びつけるのは心苦しいという優しい方もいらっしゃいます。
そうなると、こちらの心理的にも安く値切るのがどんどんむずかしくなっていきますね。
[カップル引っ越しサービスで「立ち寄りプラン」を選択する]
さて、これまでのポイントをふまえて今回オススメするのが、カップル引越サービスの「立ち寄りプラン」です。
通常、カップルの引越はそれぞれの自宅に、それぞれ引越業者を手配して、別々に新居に荷物を運んで行くという流れになります。
実はこういった時、様々なトラブルが発生することがあるんです。
例えば、
・彼氏(彼女)だけが新居の鍵を持っているので、彼氏(彼女)が荷物と一緒に来るまで家に荷物を入れられなかった。
・彼氏(彼女)がきちんと見積もりをしてもらわなかったので、思っていたよりも高い金額を請求されて困ってしまった。
・2つの引越業者が混在するので、彼氏、彼女、それぞれが。それぞれ頼んだ業者に指示を出さないと動いてくれない。
こういったことがよくあります。
しかし、カップル引越の「立ち寄りプラン」でしたら、彼氏(彼女)の家の荷物をトラックに積んだ後、次は彼女(彼氏)の家で荷物を積み、新居に向かうといったことができます。
このことによるメリットとしては、
・見積もり作業の時間が単純に半分になる(めんどくさくない)。
・引越にかかった料金をきっちり割り勘できる(計算がややこしくない)。
・友達からもらった洗濯機やテレビを、友達の家に立ちよってトラックに積んでいくことができる(友人の手間を煩わせない)。
・スタッフが最小限で済むので、代金が安くすむ(お得です)。
などがあります。
特に若いカップルにとっては、代金が安くすむというところは魅力的です。
注意点としては、
・引越業者にも予定があるので、立ち寄る場所は事前に伝えておく。
・荷物はトラック1台分に収める。
などがありますが、申し込みをした際、説明されると思うので、問題ないでしょう。
このように、便利なカップル引越「立ち寄りプラン」は、インターネット見積もりも可能となっています。
インターネット見積もりを行うことで、大体いくら料金がかかるのか知っておけることは便利ですよね。
加えて、料金交渉をする時、2人で交渉できるのも大きいのではないでしょうか。
私の父は、「お前は童顔だから、なめた価格を出されるに決まっている。」と今でも私1人で引越し業者と対面させてくれないことがあります。
特に女性だけで交渉をしようとすると、女性だから何もわからないと思って、インターネット見積もりで出た相場以上の価格を請求されることが有ります。
彼氏と一緒に料金交渉できるのは、女性にとっては非常に心強いのではないでしょうか。
さて、たくさんの引越プランを紹介いたしましたが、カップル引越「立ち寄りプラン」の魅力をわかっていただけたでしょうか?
これから始まる新シーズン。
お金もたくさんかかる時期なので、節約して、快適にまた1年を過ごしましょう。
現在、カップル引っ越しサービスの「立ち寄りプラン」のネット見積りに関しては、どこの業者も対応していないので、下記のような引越し業者一括査定サイトや、引越し業者のネット見積もり後に引越し業者に相談することで、立ち寄りプランにも申し込めるようになってます!
まだまだ新しいプランでシステムが進んでいないようですが、もうすぐネットでも簡単に見積額がわかるようになります!
楽ちんなんで早くその日が来てほしいもんですね。