引越しの準備において、大変で面倒な荷造りですが、
しかし荷造りをちゃんとしておかないと当日の引越しもスムーズになりませんし、
場合によっては運んで貰えなかったり、荷物の破損の原因にもなったりします。
そんな小物の荷造りは苦手な人も多いと思いますので、
ここでは「プロの荒業梱包テクニック」と題して、
なるべく短時間で終わらせる為の方法をいくつかご紹介したいと思います。
まずは箱を複数作り一気に入れていく
例えばこのような状況を考えてみて下さい。
机の引き出しや、押し入れ、カラーボックスの中身や小物などをこれから梱包するとします。
恐らくほとんどの場合、
まずは段ボールを1つ、底をガムテープで貼り付け梱包出来るように用意します。
そして例えばまず机の引き出しの物を入れていくことになりますが、
小物をなどを用意した箱に入れていくうちに、
「これは後で別の箱に入れよう」と分けて整理したい物が出てくる事が多々あります。
押し入れの物などでも良くあります。
段ボール詰めていくうちに、
「これはもうあんまり使いそうにないから別の箱にしよう」とひとまずよけておくことに。
このように一旦箱に詰めずによけておくものが段々増えてくると、
段ボールの傍らにそのような物が増えていき、
↓
それが段々と邪魔になり、
↓
梱包作業を行う上でスペースも無くなり、
↓
またどんどんそこらじゅうに物が散らばり作業しにくくなります。
そうなると言うまでもなく作業効率が落ち、
むしろ、片付けているのか散らかしているのか分からない状態に。
こうならないようにする為、
まず最初の段階で段ボールを複数作っておくようにします。
そうすることで、
例えば別で詰めたいものが出てきた時にでもすぐ別の箱に詰められるようになりますので、
そこら中に荷物が散乱する事を防ぐ事が出来ます。
割れ物は最悪こうすれば早い
時間が掛かるのが、食器などの割れ物関係です。
1つずつ個別に、
割れないようにクッション材や新聞紙などで個別に梱包しておく必要があるので、
やはり嫌でも時間がかかるのが、この割れ物関係です。
どうしても時間が無い時などは、
最悪、食器などを2、3枚重ねて梱包していくのも手です。
もちろん2枚重ねることで個別に梱包するより割れるリスクは高まりますが、
2枚程度であれば思ったより割れる事は少ないです。
また、
意外に重要なのが段ボール内の隙間です。
段ボール内に隙間があると、
せっかく1つ1つを緩衝材で梱包しても中で動いてしまい、結果的に割れたりする事があります。
そうならないように、
隙間を新聞紙やタオルなどで埋めるようにして段ボール内を詰めていきます。
しっかりと隙間を埋めれば段ボール内でそれぞれが動く事がなくなり、
割れるリスクが格段に低くなります。
布団袋を活用すべし!
意外に使えるのが布団袋です。
布団袋は引越し業者が当日レンタルとして貸してくれてますので、
それを使えば自分では布団袋を用意する必要がありませんが、
実は布団袋は意外に使い勝手がいいのです。
例えば衣類などは、袋などに詰めるとトラック内で積み重ねが効かない為、
段ボールに入れてくれと言われますが、
布団袋は形を保つ形式の物が多く、
この中に衣類などをしっかりと詰めればそれぞれに積み重ねもきくようになります。
段ボールに入れるより、布団袋などにドサッと入れる方が早く手間が掛かりませんので、
荷造りの時間が無い時などは自分で用意して上手く活用するのも賢い手です。
いかがでしょうか?
ここでご紹介した方法は、
タイトルにもありますように「荒業」になりますので、あまりおすすめは出来ませんが、
どうしても時間が無くて間に合いそうもない場合などの,
最終手段として知っておく価値はあると思います。