引越しの予定が決まりお願する引越し業者も決まれば、
あとは当日に向けての準備を行うだけです。
引越し業者と契約すると荷造り用の段ボールを貰えますので、
それを使って小物などを梱包をしていきます。
ここで気を付けなければならないのは、
荷造り用の段ボールには2種類の大きさがあると言う事です。
- 大きい段ボール箱
- 小さな段ボール箱
それぞれ何をどのように入れるのが良いのか御存知でしょうか?
段ボールの大きさの違い
おそらく多くの方がなんとなくで、
大きい段ボール箱、小さい段ボール箱を使い分けていると思いますが、
もちろんこれらの大きさの違いにも意味があります。
なぜ大きさの違いがあるのかと言うと、
作業員が運搬しやすいように設計されているからです。
例えば大きな段ボールだと、
男性だと両手を伸ばした状態で持つ事が出来るぐらいの大きさで、
女性だとちょっと大変に感じる大きさかもしれません。
反対に小さな段ボールだと女性でも十分持てる大きさだと感じるサイズになっています。
もちろんこれらの段ボールの大きさには業者によっては差はありますが、
大まかなサイズ感としてはどの業者も基本は同じです。
ではなぜこのようなサイズの違いがあるのかと言うと、
すでにお伝えした通り、作業効率を考えてのサイズ設計になります。
例えば段ボールに梱包する小物も様々ですが、
本などを例に考えてみましょう。
文庫本のような小さめのサイズの本もあれば、
百科事典のように大きくて重量のあるものもあります。
一般的に本はやはり沢山詰めるとかなりの重量になります。
段ボール箱一杯に本を詰めるとかなり重たくなりますので、
引越しの作業においても非常に重労働になります。
もちろんだからと言って作業員が持てないと言う事はないのですが、
ここで忘れてはいけないのは、
ほとんどの場合作業員は段ボールは1つずつ運ぶのではなく、
2個いっぺんに抱えて運搬します。
ですからもし大きな段ボールに本などの重たいものを一杯に詰めてしまうと、
1つだと持てても2つだと難しいケースが出てきます。
重たいものは小さな段ボールへ
上記のような作業を状況を考えますと、
小物などでも重たいものは「小さな段ボールに詰める」、これが基本になります。
重たいものはなるべく小さな段ボールへ詰め、
軽い物は大きな段ボールに詰める、
これが重要なので覚えておいて下さいね。
また、
小さな段ボールなどに重たいものを沢山詰めると段ボールの底が抜けやすくもなります。
底へガムテープを貼る時は十字に貼っておくと多少強度が増し抜けにくくもなります。
自分で段ボールを移動させる時や引越しの作業中などに底が抜けると、
破損などの事故に繋がります。
特に作業員側は何が入っているか分からない事がほとんどですので、
出来るだけお客さん側がこのようなひと手間をしておく事が重要です。
些細なことではありますが、
ちょっとした気持ちがスムーズな引越しへと繋がります。