引っ越しは大変ですが、それが遠距離となると更に大変です。
知らない土地に行くのですからそれだけでも心労が多い上に、引っ越し作業自体も大変になります。
また、遠距離の場合事前準備が出来ないと言うネックがあります。
今回はそんな遠距離の引っ越しで気を付けることは?料金はどうなる?などの情報を調査していきます。
何は無くてもライフライン
取り敢えず遠距離であれ近距離であれ、引っ越し当日にライフラインが整っていないと話になりません。
近距離の場合は引っ越し以外の日でも立会い出来ますので、それほど気を遣う事はありません。
しかし、遠距離の場合立ち合いのタイミングが問題になります。
前日に現地入り出来るとは限りませんし、荷物出しの際には立会っていなければなりません。
そうなると、当日荷物を積んでから、引っ越し業者よりも先回りして当日荷物より早く立ち合いする必要があります。
遠方の場合、行き来するだけで必ずしも予定通りの時間通りにすすむとは限らないのです。
せめて、電気だけは最低でも通しておきたいところです。
自動車はどうする?
遠距離の引っ越しで悩むのが自動車の処遇です。
これは簡単ではありません。
引っ越し業者にキャリアカーはないので、自分で運転して現地入りするか、陸送と言う形になります。
陸送と言う形になれば、引っ越し業者の作業員が運転して現地へ運ぶことになります。
それ自体は構わないのですが、実態を見てみると陸送の場合、かなり無理のある走りをすることになります。
と言うのは、陸送する自動車が普通車であればそれほどの問題はないのですが、軽自動車や古い型の乗用車と言うことになると、距離にもよりますが故障の原因にもなり兼ねません。
引っ越し業者は荷物を積んだトラックと並走していくので、そのペースで走ると少し古い型の軽自動車や古い型の普通乗用車などの場合、エンジンが耐え切れないのです。
しかし、だからと言って現地に着いてすぐに影響が見えるかと言うとそうでもなく、暫く経過してから影響が出てくるので「責任の所在」がハッキリしません。
距離で言えば約500kmが目安になります。
300km~400km前後であればギリギリ影響は出ない可能性は高いのですが、それ以上となると影響が出る可能性は決して低くないと言えます。
500kmを超えると自分で運ぶのも面倒なのですが、そうしたトラブルも出兼ねないので自分で運んだ方が良いかも知れません。
食物や生ものは絶対に避ける
長距離引っ越しの場合、食物や生ものは当然荷物として避けるべきです。
そんなことは当然だと思う方も多いでしょうが、意外にそれをしてしまう人は少なくありません。
時間的に1日を超えないにしても、トラックの荷台は意外に熱いものです。
生ものや食物が傷んでしまう、腐ってしまう可能性は低くありません。
仮に冬であってもそれは同様です。
多くの人が想像している以上にトラックの荷台はそうしたものを安全に運ぶことに適していません。
もったいないと考える人もいるでしょうが、ここは思い切って廃棄していくのがベストでしょう。
長距離引っ越しは料金が高い!
当然と言えば当然ですが、引っ越し業者に依頼すると当然の事ながら長距離の場合、料金は跳ね上がります。
しかし、安価に済ます方法が無い訳ではありません。
ただ、いくつかの制約がついてしまいますので、それを許容出来るかどうかにかかってきます。
長距離引っ越しを安くする方法としては、「荷物の乗り合い」にするかどうかにかかってきます。
荷物の乗り合いは荷物量よりも大きなトラックで、他のユーザーの荷物と一緒に運ぶことを言います。
例えば10tトラックで運ぶ場合、一軒が3t程度の荷物であれば三軒分積んで走ることが出来ます。
単純計算になりますが、1台で一軒分を運ぶ約1/3の料金で済む訳です。
もちろん、作業もありますので単純に1/3に割り引いてもらえるかは微妙ですが、乗り合いの場合はかなり安くなります。
ただ、問題は荷物の引き取りはともかく、引っ越し先へ荷物が届く日時を選択出来ないと言う事です。
つまり、他の2軒の乗り合い荷物との調整で出発日や到着日、時間が決まってしまうからです。
少し、日数の余裕をもって依頼すれば可能な乗り合いですが、日数に余裕がない場合はおススメ出来ません。
料金的には仮に一軒家分で通常30万円かかるとしたら、乗り合いでいくと高くても20万円、安ければ15万円前後になります。
引っ越し業者にしても、人件費や有料道路代金、ガソリン代など3~4回分が1回分で済むので有難い訳です。
時間などに余裕があるのなら乗り合いを考えても良いのではないでしょうか。
まとめ
今回はそんな遠距離の引っ越しで気を付けることは?料金はどうなる?などの情報を調査してしました。
引っ越しは大変なものですが、長距離引っ越しとなると余計に大変です。
初めての土地へ行くと言うだけでも心労が多いにも関わらず、長距離引っ越しは出費も決して少なくありません。
少しでも安く、確実に長距離引っ越しをする為に、ここでご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。