引越は楽しみもあり面倒くささもあり、出来れば楽に済ませたいものです。
ですが、引越にもピーク時と閑散期があります。
ピーク時に引越を頼むとかなり不都合が出てきてしまい、「楽に」と言う訳にはいかないようです。
今回は引越のピークシーズンはいつ?どんな引越になる?などの情報を調査していきます。
引越のピークシーズンはいつ?
引越のピークシーズンは3月、4月です。
その中でも3月下旬から4月上旬はピーク中のピークです。
案件が多い会社では1グループで1日4~5件こなさないといけない場合もあるほどです。
大きな引越でも通常期であれば1日1件ですが、ピーク時では2件と言う無理なスケジュールになっています。
この計算で行くと、普通にこなしても終わるのは夜と言うことになります。
引越スタッフはともかく、引越するユーザーにとって夜に終わるのは厳しいものがあります。
ユーザーは引越が終わってから、開梱していくわけですが、夜に終わった場合その作業は深夜に及んでしまいます。
ただでさえ引越で疲れている上に、深夜まで開梱作業に追われるのは辛いものです。
ですが、打ち合わせの際、引越業者の営業もそこのところはシッカリ話しているはずです。
つまり、ピーク時に引越しなければならない場合は、その覚悟がいると言うことですね。
当日の時間は早いもの順で決まっていきますので、引越が決まったら少しでも早く申し込みをしましょう。
時間が遅いと効率が悪くなる
引越業者のスタッフも人間ですから、数件こなした上での遅い時間の引越になると極端に効率が悪くなります。
効率だけではなく集中力も欠けていますので、ミスも多くなりやすくなっています。
新築や新しい分譲マンションの引越は避けたい時期でもあると言うことです。
もちろん、新築以外でも傷を付けられては困りますが、新築や新しい分譲マンションは傷が特に目立つので出来る限りピーク時に引越するのは止めましょう。
また、効率が悪い状態ですと、引越荷物の乗せ忘れにも繋がってきます。
こういう場合は、自分でシッカリ確認することが大事です。
特に遠方へ引越の場合は引き返すことも出来ないので注意が必要ですね。
ピーク時は価格が高い
ピーク時と言うのはかき入れ時なので、価格が安いと考えている人も少なくないのですが、実際は真逆で価格は高騰しています。
ピーク時ではなくても土日などは通常時でも高くなっており、月末は特に高くなります。
ピーク時も同様で、平日のピーク時でも価格は上がっており、ピーク時の土日祝日、月末は更に高くなっているのです。
引越業者としてはピーク時は黙っていても仕事が入ってくるので、価格設定を高くしているのです。
何故なら、それだけ高くなっていてもピーク時なら依頼が入ってこないと言うことがないからです。
ピーク時は長距離引越が多くなる
ピーク時の3月、4月のピーク時には特に遠距離が多くなります。
就職や転勤、入学などこの時期に集中しているのです。
遠距離ですので、ただでさえ高い引越金額が更に上がります。
この価格の中には「遠距離手当」、「1泊2日の人件費」、「ガソリン代往復実費分」、「高速道路、その他有料道路代往復分」などが含まれます。
約500km区間ですとザっと通常の引越料金に10万円強の追加料金が掛かると言う計算です。
ですので、仮に1人暮らしの荷物でも通常料金4~5万円の価格が14~15万円になってしまうと言うことです。
4人家族分ですと、14~15万円が軽く20万円を超え、25万円前後の料金になってしまいます。
ピーク時の遠距離引っ越しは乗り合わせで!
そんなピーク時の引越ですが、ピークで引越しが多いからこそ利用出来るお得なシステムがあります。
それは荷物の乗り合わせです。
この時期、どの地方でも東京都や大阪府などの引越が増えます。
そんな場合、引越業者は大型のトラックに荷物を乗せ換えて1台のトラックで3~4件分の荷物を運ぶのです。
すると、本来は3~4台分の人件費、ガソリン代、高速代金が安くて済む訳です。
その分、引越業者はそこそこ値引きしてくれるので、ピーク時でも比較的お得に引越出来るのです。
ですが、この方法ですと、荷下ろしの日時指定が出来ません。
同じ地方へ向かう引越が数件揃わなければ成立しないからです。
つまり、日時を引越業者が合わすのではなく、自分が合わす必要があるのです。
ですが、ピーク時は遠距離引越が多いのでそれほど希望の日時から極端に離れるという事はないでしょう。
ほんの少し譲歩すれば、数段安い引越が出来るので是非訊ねてみましょう。
まとめ
今回は引越のピークシーズンはいつ?どんな引越になる?などの情報を調査しました。
引越は楽しみもあり面倒くささもあり、出来れば楽に済ませたいものです。
ですが、引越にはピーク時と閑散期があり、ピーク時に引越を頼むとかなり不都合が出てきてしまい、「楽に」と言う訳にはいかないようです。
ピーク時の引越にも色々あるので、注意すべきところは注意し、得になる場合は上手に得するようにしましょう。