多くの人は人生の中でも引越しを経験する機会は数回程度しかありませんよね。
たとえ数回の引越し経験があったとしても、新たに引越しするとなった時は引越し業者選びに、引越しに関わる手続きと何かと忙しく手が回らない場合も出てきます。
手が回らず引越しの段取りや打ち合わせなどをいいかげんにしていると引越し後に後悔してしまうことにもなりかねません。
そこで引越しのトラブルを未然に防ぐ上で、何かを決断する前に引越し経験者の体験談は意外と役に立ちます。
さまざまな情報を調べて精査しておくことで引越しをスムーズにする事も出来ますよ。
そこで今回は、引越し経験者が体験した引越しトラブル体験談をお伝えしたいと思います。
引越しトラブル体験談「荷物のキズや破損」
引越しのトラブルで一番多いのが、荷物のキズや破損です。
引越し後すぐに全部の荷物を確認して、明らかに引越しの際についた傷や破損であることを証明出来るとは限りません。
引越し日と新居での生活をする日が離れている場合は特に注意が必要です。
引越し後すぐの場合は対応してくれる所もありますが、時間が経過してから荷物のキズや破損を訴えても取り合ってくれない場合も多いのです。
引越し日は何かと疲れてしまい、つい後回しにしてしまいがちな荷物の確認ですが、泣き寝入りしないためにもきちんと当日に確認しておくことが大切です。
大型家具の多少のキズ程度なら諦めることが出来ても、案外多いのは懐事情にも痛い出費の大きい電化製品の破損です。
きちんと全ての電化製品がきちんと稼動しているか、破損していないか出来るだけ当日中に確認しておきましょう。
酷いケースでは、実際に引越し作業スタッフがトラックに荷物を投げ入れていたところを見たという人もいます。
こういう場合、割れ物ではなくても荷物を投げ入れて運搬されているため、いくつか壊れて使い物にならない荷物も出てきます。
自分の大切な荷物を任せることになるので、料金だけで引越し業者を決めるのではなく、口コミや評判、体験談なども参考にして業者選びをすることが大切です。
引越しトラブル「スタッフへのクレーム」
料金トラブル
よくあるのは、引越し前に担当の営業の人と引越しスタッフの話が全然違っていたというトラブルです。
普通は担当営業と作業スタッフとで話しを通して当日までに調整しておくことが普通ですが、全く話が通っていないという企業側の失態です。
引越し業者によっては、営業部の人が全く現場の事を知らず、適当にお客さんからの要望を引き受けてしまうという事が多いようです。
引越し日に一から説明しなおしたり、要望や相談しておいた事が当日になって出来ないと言われてしまったという体験をした人もいます。
また、新居への荷運びをする際のトラブルが多く、下見に来た時は新居に入ると言われていた家具が入らず、結局クレーン車を手配して大型家具を搬入することになったというケースもあるようです。
クレーン車を手配すると、別料金として請求されるため、見積もりの料金と実際の請求額と全く違い料金トラブルにまで発展してしまいます。
新居が汚れた
これも料金トラブルと同じように、当日の作業スタッフによるものです。
ベランダに設置をお願いした荷物を置いた靴下のまま部屋へ戻る作業スタッフが中にはいます。
その汚れた靴下のまま荷物の搬入作業を続けられたため、せっかくクリーニングや掃除した部屋に土汚れがついてしまって引越し後に一から掃除のし直しをする羽目になったというケースもあります。
まだ天気の良い日に引越し出来たなら、そこまで汚れも酷くはありませんが、雨天などの場合は特に汚れが酷くなりますよね。
大手の引越し業者の場合は、荷物を搬入する際の通路にマットを敷き極力新居が汚れないような配慮をしています。
どちらにせよ、大物家具や電化製品の搬入後に、大物家具等を動かして掃除するのは大変でなかなか出来ませんよね。
なので、大型のものを搬入する前に掃除しておくことは必要です。
国民生活センターへの相談内容
国民生活センターの相談内容も料金トラブルや荷物の破損、新居の掃除費などがあげられています。
2020年には1,948件、2021年は1,868件、2022年は1,952件もの相談件数があがっていますが、これは引越しトラブルのごく一部です。
トラブルになっても面倒だからと諦めている人も多くいます。
しかし、大抵の国民生活センターは基本的にはユーザーの側から問題を見てくれます。
まとめ
いかがでしたか?
引越し経験者が実際に体験した引越しトラブルをお伝えしました。
引越しトラブルの体験談を前もって知っておくだけでも引越しする上で気をつける事柄が分かります。
「え?こんなことまで」と言ったトラブルも決して少なくありませんので、ここを見て細心の注意を予めしておきましょう。
トラブルで泣き寝入りしないためにも、未然にトラブルの種を摘んでおくためにも体験談を知っておきましょう。