引っ越し業者で働く場合の注意事項


引っ越しは人生で何度も行うものではないので、いざ引っ越しをするとなると大変な思いをしますね。

そんな引っ越しを毎日しているのが引っ越し業者の作業員たちです。

1回でも大変な引っ越しを毎日毎日繰り返し行っている引っ越し業者の作業員になるとどんなことが待っているのでしょうか?

そこで、今回は少し目先を変えて引っ越し業者で働く点の注意事項などを見ていくことにします。

これで、引っ越し業者の裏側が少しでも伝わると良いのですが・・・・。

ほとんどがアルバイトか派遣

引っ越し業者が従事する仕事内容は大きく分けて3つあります。

1つは「運搬作業」、1つは「梱包作業」、もう1つは「営業」です。

この中で営業は社員が行うケースがほとんどで、後はアルバイトか派遣になります。

引っ込業者は、このように社員、アルバイト、派遣で成り立っていますが、もう1つトラックの乗り入れ作業員がいます。

引っ越し業者と言えど、トラックを多く所有しているわけではありません。

例えば、人員的には1日20件の引っ越しが出来る場合でも、トラックが20台揃っているわけではなく、極端な場合はその半分の10台すらトラックを所有していないという問題を抱えています。

そういった時のために、大抵の引っ越し業者は地元のトラック運送業の会社と提携し、トラックが足りない場合に、運転手ごとトラックをレンタルするのです。

引っ越し先で運転手だけが作業せずにトラックで待っていると言うわけにはいきませんので、作業員の1人として作業をします。

それでも普段から良く乗り入れしているドライバーであれば問題ないのですが、ほとんど経験していないドライバーもおり、意思の疎通も上手くいかない場合などもあるのです。

このように社員としてキチンとした作業員は極めて少ないのです。

そのため、正社員として働こうと考えている人でも比較的簡単に採用されるでしょう。

もちろん、アルバイトや派遣が中心ですので、正社員として応募せずともとってくれる可能性は非常に高いです。

正社員とアルバイトの給与体系の違い

正社員でもアルバイトでも引っ越し業者の場合、簡単に採用されることが分かったと思います。

ですが、果たして正社員とアルバイトのどちらを選んだら良いのでしょうか。

この2つには、給料体系が大きく違うという面があります。

正社員の場合は、どれだけ大変な思いをしても月給制で、残業も付きません。

アルバイトの場合、基本的には日給となります。

派遣もアルバイトと同様ですが、双方とも残業は付きません。

派遣は残業が付かないのですが、派遣会社との契約で時間外労働をさせることが出来ませんので、実質残業はありません。

アルバイトや派遣の日給は、会社によっても違いはありますが、1日約12,000円ほどです。

週休2日で働いた場合、約276,000円程度になります。

一方で社員の給料は、従事している年数によっても変動がありますが、月約200,000円程度

ボーナスも出る会社と出ない会社に分かれます。

仮にボーナスがあっても精々が1ヶ月分ですので、1年2回と考えると400,000円だけとなります。

これを年収にするとアルバイトや契約の場合、約3,312,000円で一方の社員は約2,800,000円です。

かなりの開きがあるので、引っ越し業界では「社員として働くもんじゃない」と言うのが通説です。

作業も人付き合いも相当に大変

簡単に採用されるからと言って、甘い考えで臨むと引っ越し業では大変な思いをします。

入ったばかりだと言って、比較的楽な引っ越しに行かせてもらえると思ったら大間違いで、初日からべテランでもきつい引っ越しに組み込まれると言った洗礼を受けます。

普段、力自慢であっても引っ越しで使う筋肉はトレーニングやスポーツなどとは全く違うので、さして役に立ちません。

初日の引っ越し作業が大変なのは、実は2日目に出てきます。

使ったことのない筋肉を使うため、歩けないほどの筋肉痛になるのです。

引っ越し業者の場合、新しいスタッフが翌日休んだり、辞めてしまったりすることは日常茶飯事ですが、心では行かなくてはと思っても体の自由が一切利かないと言う理由があるわけです。

また、引っ越し業者で働く場合に考えておかなければならないのは、人付き合いの問題です。

誤解を恐れずに言うなら、引っ越し業者のスタッフとして働いている人は、いわゆる脛に傷を持つ人の就職率が異常に高いのです。

つまり、昔その筋の人だった、とんでもない不良だった、とにかく悪いことは何でもやったと言った、言ってみれば底辺の人が多いわけです。

もちろん、乗り入れしてくるトラックの運転手はそれに輪をかけた恐ろしい人が大勢います。

通常の職場以上に人間関係には気を付ける必要があり、さらに作業がきついと言うダブルパンチです。

これだけのことを背負って仕事をしなければならないなら、日給20,000円もらっても割に合わないかも知れませんね。

まとめ

今回は引っ越し業者で働く点の注意事項などを見てきました。

どんな仕事でもそれぞれに大変さはあります。

ですが、引っ越し業者はアンケートなどによると、働きたくない業界1位に毎回選出されるほどのきつい仕事です。

これで給料が良いならともかく、その金額は荷物の降ろしや積み込みがないトラック運転手よりはるかに劣ります。

こうした引っ越し業者の動向を見ると、依頼する側にしても、安い給料でこき使われて鬱憤が溜まっているのではないかと心配になるものです。

そうした観点から考えると、業者の口コミはスタッフにどれだけの厚遇をしているかを調べた方が良いかも知れませんね。


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