引っ越しあるある!引っ越し業者スタッフが当日嫌がる客の行為とは?


引っ越し業者も人間です。

機械のように、言われたとおりに仕事をこなすだけの存在ではありません。

また、引っ越しは営業と入念な打ち合わせの元、当日を迎えていますので、打ち合わせと大幅に違う状況にあった場合、引っ越しはスムーズに進みません。

では、どんなことが、当日スタッフに嫌がられる行為なのでしょうか。

約束の時間に不在

意外に思うかも知れませんが、約束の時間に不在という客もいます。

多くは朝の8~9時スタートですので、休日であれば不在という可能性は極めて低いにも関わらずです。

当然、カギも開いてはいませんし、携帯にも出る気配がありません。

結局は、遅れて登場する客がほとんどですが、当然仕事は押すことになります。

このチームが、この日の引っ越しがこれ1軒であれば問題はないのですが、後にも引っ越しを控えている場合は、最悪の事態としか言えません。

ダンボールのふたが閉まらない

基本的に、営業は荷物の量を見て、ぴったりのトラックを選択していますので、機能的に積んでいくことが出来なければ持ってきたトラックだけで運べなくなることもあります。

その最たるものが、ふたを閉めることができないダンボールです。

ダンボールの荷物は、重たく大きいものを下に、小さく軽いものを上に、隙間なく積んでいかなければいけません。

トラックの荷台に合うというだけではなく、詰め込むことで揺れや傾きなどが走行中に起きても崩れることなく効率的なのです。

しかし、打ち合わせ時にどれだけダンボールはふたが出来るような状態でお願いしますといっても、必ず数件はこうした家庭があります。

荷物を空にしていない

食器棚や、本棚、整理ダンスや、洋服ダンスなど、引き出し内に荷物が入ったままでは運べませんので、基本的に中身は抜いてダンボールに詰めるようにお願いしています。

しかし、かなりの確率で、引き出しなどの荷物を全く抜かずに引っ越し日に突入する客がいます。

しかし、荷物が入っていると「重いから」という理由で注意しているわけではなく、万が一その中に貴重品や、こわれ物があると危険だからです。

もちろん、大物の家具などですから、持ち上げた際に、中身の重さに家具類が耐えられず、壊れたりもします。

そうなると、業者側に責任を転嫁する客が多いため、文句をいわれても、当日目の前でダンボールに詰め込んでもらうことになります。

時間はその分、ロスしてしまいますね。

重いものを大きい段ボールに入れないで!

引っ越しの荷物ですが、ダンボールに詰め込んだもので何が一番重たいかといえば、本、CD、DVD、Bru-layなどです。

1つ1つは軽いものですが、ある一定程度集まって詰め込むと、「え?」というくらい重い荷物になります。

こうしたものは、打合せ時に小さいダンボールに詰めるようお願いしているはずなのです。

にも拘らず、中どころか大型タイプの段ボールにぎっしり本が詰まっていることがあったりします。

このくらいなら「持てるだろ」という人も多くいるでしょうが、持てるか持てないかが問題なのではありません。

引っ越しスタッフの中には、4ドアや5ドアの冷蔵庫でさえも1人で運ぶようなツワモノも少なくありません。

例え、大型の段ボールに本が隙間なく詰まっていても、持って運ぶことはできます。

しかし、その重さに段ボールの強度がもたないのです。

大抵は底が開き、2つに割れて本は地面に散乱する結果になることがほとんどです。

これはまだ本ですからマシですが、食器類を大型の段ボールに詰め込んだ場合は・・・・

そうです、ご想像通り、床に食器の破片が散らばるという事態になり、収集がつかなくなります。

荷物詰めに関しても、打ち合わせた通りに行うことが果ては客の利益になるということなのです。

気持ちは分かるのですが・・・

これは、良く起こりがちな事故です。

正直なところ、これは営業の担当者の問題である場合がほとんどです。

荷物は、基本的に小物を除く全てを申告してもらう必要があります。

大型の荷物で予め申告していないものは、サイズピッタリのトラックで伺っているため、余分に載せることは極めて難しいのです。

そして、申告漏れしやすい荷物とは、外回りにあるタイヤや自転車類です。

車を2台所有している内などでは、タイヤを積むだけでトラックの荷台の1/4は埋まってしまいます。

自転車も、家族みんなが乗っているということになれば3~4台+三輪車といった可能性も出てきます。

いってなかったけど、忘れてたから何としてでも積んでくれと言われることが多いのですが、容量いっぱいで積んでいるので、「少しくらい」ではない荷物を乗せることはできないのです。

こういった場合は、当日スタッフから営業担当に怒りの電話を入れてミニバンでも何でも乗って現地に来るようにはいいます。

ただ、遠方に営業に出ているようならば、来ることは不可能ですので、残念ながら、これらの荷物は置いていき、後日営業担当者と話をしてもらうしかありません。

まとめ

今回は、当日引っ越し業者スタッフに嫌がられる行為とは、ということについて見てきました。

ハッキリいってしまえば、営業担当の説明不足や、引っ越し前のチェックに伺っていないことが大きな原因となっていこの問題ですが、お客様の中には、そうした注意を無視して自分が何も作業をしなくても良いようにもっていく人はいます。

荷物を詰め込んで欲しいのであれば、本来は梱包コースになります。

通常よりも5~10万円高額になります。

その金額をケチって、強制的に荷詰めをスタッフがしなければいけないように仕向けているのです。

あまりにも、酷い場合はその場で、コースチェンジし、梱包コースに切り替えることもあります。


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