最近では防犯の面からも挨拶を控えるケースも多くみられます。
ましてや一人暮らしの人の場合は、防犯面や安全面を考えて避けるケースがあったとしても仕方がありません。
ですが、新築を建てた場合や、子供がいる場合など挨拶しておくことで近所付き合いがスムーズになる場合もあります。
そういう場合は、引越しの挨拶はどこまで回ればいいのか、粗品は何を選べばいいのか悩みますよね。
そこで、今回は引越しの挨拶は必要?引越しの挨拶から粗品選びのコツとは?についてお伝えしていくことにします。
引越しの挨拶は必要なのか?
近所付き合いも希薄になり、ましてやコロナ禍の中ですので、引越ししたからといって挨拶周りをしないケース、もしくは出来ないケースも増えています。
ですが、子供がいる場合や、新築で一軒家を建てた場合などには挨拶周りをする人も多いのです。
近所に同じ幼稚園や学内の子供いる場合は、近所付き合い以前にいろいろと関わりが出てきます。
そうなった時にスムーズに関係を築いていくためには、挨拶周りをしておいた方が後々トラブルを回避するためにもベストでしょう。
引越しの挨拶周りはどこまですればいいの?
一軒家やマンション、アパートなどでは挨拶周りに行くべき範囲が違います。
一軒家の場合は、「向こう三軒両隣」という言葉がある通り、引越し先の自宅を中心にして向かい3軒と左右の2軒が目安として覚えておきましょう。
ですが、新居の裏にも家がある場合には、生活音などを考えると挨拶しておいて間違いないと思います。
それ以外に挨拶してしまと、全ての近隣に挨拶することになるので一応基本となる目安をつくっておきましょう。
マンションやアパートという集合住宅への引越しの挨拶の範囲は、引越し先の自宅を中心に考えて、左右両隣と真上、真下の家への挨拶が基本となる目安です。
自分の部屋が一階の場合や最上階という場合は、下の部屋や上の部屋以外の3軒、角部屋でどちらかに隣人がいない場合は、左右の部屋どちらかを除いた3軒が目安になります。
集合住宅の場合は特に生活音や騒音問題でトラブルになることもあるので、自分の部屋を中心として上下左右の4軒が基本と覚えておきましょう。
集合住宅の場合でも、入居者が比較的学生が多い、若い入居者が多いという場合、近所付き合いが嫌、安全面を考慮しながら挨拶周りをするべきか判断しましょう。
挨拶周りは引越し当日に時間がなければ、引越しした日の3日以内にするようにしましょう。
何度訪ねても留守の家には、粗品とともに、「引っ越してきた○○と申します。ご挨拶に伺いましたが、お留守のようでしたのでまた改めて伺います。」というようなメッセージを添えてポストに入れておくといいでしょう。
引越しの挨拶周りの粗品は何がいいの?
挨拶周りに欠かせない粗品ですが、粗品の相場や何がいいのか分かりませんよね。
粗品の相場は一般的に1,000円程度のものが目安とされています。
ただし、新居の近所や新居に大家さんや管理人さんがいる物件もありますよね。
そういう場合に送る粗品の目安は2,000円程度のものが一般的とされています。
金額の相場が分かったところで、粗品として何を送ればいいのかです。
一番人気で邪魔にならないタオルセットは人気のようです。
その他にも、調味料セットやキッチン用品セット、洗剤セットと必ず使うものなので貰った方も困らず使えるものが選ばれています。
また、お菓子セットや紅茶やコーヒーセットなど形の残らないものも人気です。
子供のいる家庭にはお菓子セット、単身者には消耗品セットを選ぶなどと粗品をあげる人に合わせて変えてみるのもいいですよね。
また、引越し先の挨拶だけではなく、旧住居の挨拶も同じ相場なので、特にお世話になった相手や引越しでバタバタすることを遅くても引越し前日までに挨拶を済ませておくといいでしょう。
引越しの挨拶周りで気をつけたいこと
せっかくの挨拶で相手に不快な印象を与えないような服装、そして不信感や不安感を与えないために言葉遣いにも気をつけましょう。
初対面になるので、特にマイナスな印象を与えないように心かけましょう。
引越しの挨拶では、先にトラブルになりそうな不安要素は始めに伝えておくことをおススメします。
ペットを飼っている、小さな子供がいるなどの場合、ペットの鳴き声や子供の走り回る音、笑い声や泣き声といった生活音で迷惑を掛ける可能性もあることも伝えておきましょう。
そこまで伝えて先にお詫びしておけば、ある程度の生活音ならトラブルになることも少なくなりますよ。
まとめ
引越しでの挨拶周りは必要かどうかは、どんな家族構成なのか、一人暮らしなのかでも変わってきます。
コロナ禍なので、挨拶を遠慮する場合は、粗品とともにメッセージを添えておくことで相手にも伝わります。
家族単位か単身の引越しなのかでも挨拶の重要性は変わってくるので、自分に合った方法で決めましょう。
子供やペットがいる場合には、引越し後のトラブルを回避するためにも挨拶した方がいい場合もありますよ。