引越しのトラブルでよくあるのは金銭トラブルです。
事前に打ち合わせをして、見積もりを出してもらっていたはずなのに、実際引越しした後にきた請求額が見積もりより高くてトラブルになることが多いようです。
これは荷物の量や特殊な荷物の有り無しがあったというだけではなく、引越ししにくい物件だったためにオプション料金が追加されて請求された場合があります。
そこで今回は、追加料金が掛かる!?引越ししにくい物件、しやすい物件の違いとは?をお伝えしたいと思います。
目次
引越ししやすい物件とは?
引越しするまで自分の住んでいる家が引越ししやすい立地や物件なのか、しにくいのかということすら知りませんよね。
引越し当日、荷物の搬出や搬入をしてみて始めて気が付いたという人も多くいます。
引越しする事が決まっている人、すぐに引越ししなくても引越しも視野に入れている人にとって覚えておくといい点があります。
一軒家からマンションに引越しする人にありがちなのは、家具や家電の大きさが新居の玄関から入らないというケースです。
一軒家の場合は、玄関もマンションやアパートに比べると大きく、大物の搬入、搬出しやすいです。
アパートやマンションにもよりますが、新居の玄関が前に住んでいた所より狭く小さいと玄関から荷物を搬入することが出来なくなります。
それでも新居が1階にある場合なら、窓をはずして搬入してくれる場合もありますが、2階以上だとクレーン車などが必要になるため、追加料金が発生してしまうのです。
引越しで追加料金が請求されるケースとは?
そこで追加料金が発生してしまうケースをお伝えしたいと思います。
住居階層によっては追加料金が発生する
マンションの上層階に住んでいる人のほとんどがオプション請求されると思って下さい。
基本的に3階以上の階層の場合が多いようで、3階以上になるとスタッフを増員する必要が出てくる場合があるためです。
引越しする建物の前にトラックが停められない
引越しトラックが入れないほど道幅が狭い場所にある場合、トラックが停められる場所から荷物の搬入や搬出を行わなければいけません。
そのため、人員の補充やトラックの駐車場代、その分引越し作業に時間が掛かるケースも出てくる場合もあり延長代などの追加料金が掛かる場合もあります。
荷物を搬入、搬出しにくい場合
大型家具や家電の大物が引越し先の新居に通路を使って運べないケースもあります。
新居を決める際のトップ3は、家賃、そして間取り、利便性です。
そればかりに気をとられ、現在使用している大型家具や家電が引越し先の通路などを通らないほどのスペースが無い場合も出てきます。
引越しを機に新しい家具や家電の購入を考えている人も同じ事が言えます。
きちんと新居へ搬入できるサイズの大きさなのかを計っておくことが大切です。
先ほどもお伝えしましたが、最悪の場合は、クレーン車で窓から荷物の搬入を行うことになるため、追加料金が掛かってしまいます。
その他にも荷作りが間に合わなくて運べずに追加料金が発生したり、荷物の多さを甘く見積もっていて予約したトラックに乗り切らないという場合にも追加料金が発生します。
追加料金が発生しない引越しを目指そう!
引越ししやすい物件は追加料金も掛からず、見積もりどおりの金額に収まるケースがほとんどです。
現在住んでいる家だけではなく、引越し先の物件もきちんと把握しておくことも引越しトラブルを未然に防ぐ上では必要です。
家具や家電が大型の人は、間取りや家賃だけではなく、荷物を搬入するスペースがきちんと確保出来るのか確認してみて下さい。
荷物の搬入が出来る新居でも、きちんとトラックを停めておけるスペースがあるのかどうかも忘れずに確認しましょう。
また、ピアノや植木など特殊な荷物がある人は、きちんと担当者に申告してから見積もりを出してもらいましょう。
家具や家電の新調を考えている人は、家電は無理でも家具は折りたためるタイプの家具や、簡単に組み立て出来る家具の購入を検討してみるのも一つの方法です。
こういう大型家具はコンパクトになるので、荷物の搬入や搬出のしやすさだけではなく、荷物の量も抑えることが出来ます。
引越しはしにくい場所の新居がどうしても気に入ったという場合には、引越しを諦めるのではなく、実際に訪問してもらってより正確な見積もりを出してもらいましょう。
自分が理想とする新居に出会う確立は新築の一軒家を建てない限りなかなかありません。
始めから多少の追加料金を覚悟しておけば、引越し後に請求トラブルになることは防げますよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は引越ししにくい物件、しやすい物件についてお伝えしました。
引越しトラブルの1位になるほど金銭トラブルが多いようです。
業者を決める際には、基本の金額だけではなく、どんな場合に追加料金がプラスされるのかもきちんと調べておくことが大切です。
また見積もりを出してもらう際には、自分の荷物だけではなく、新居の道路事情や新居の通路や玄関の広さなども把握してきちんと相手に申告することが大切です。
悪質な業者の場合、オプション料金として法外な金額を請求してくることもあるので注意が必要です。